NZ🇳🇿ニュージーランドで巡ったアート
「ニュージーランドでアートは盛んか?」
そう聞かれたら、私の答えはYesです。
マオリを筆頭にポリネシアンな雰囲気も感じつつ、
島国ならではの色使いやセンス、もちろんヨーロッパの風潮も感じるし、
ミックスされていて独特でアーティスティックで、私はこの国のアートに惹き込まれます。
ニュージーランドはアートが好きな国民性でもある。
街の至る所にギャラリーがあり、アーティストの作品を気軽に手に入れることができる。
美術館や博物館など、ほとんどが無料またはドネーション(寄附)で立ち入れるため、生活の潤いとして気軽に利用できるところも私は好きだ。
ニュージーランドでアートが盛んな街というと、
Nelson(ネルソン)、Whanganui(ファンガヌイ)、そしてWellington(ウェリントン)が浮かびます。
・ネルソン編
ネルソンは、南島にある自然が豊かでラブリーな街。
アーティストがこぞって住んでいる街でもある。
なので街の至る所に、ストリートアートを見つけることができで、街がアーティストを斡旋して壁にアートを施している取り組みも素敵だ。
毎週土曜にはニュージーランドの中でも有名なマーケットがあり、
そこでは多くのアーティストが作品を売り出します。
私は数々のマーケットへ行ったけれど、ネルソンが間違いなくダントツ。規模も、賑やかさも、そして何より一番アーティスティックでニュージーランドらしさのあるマーケットです。
ネルソンに訪れたら、一番のおすすめスポット。
・ネルソン街中にあるストリートアート
街の至る所にあるので、
アートを巡るウォーキングもおすすめです。
・「The Suter Art Gallery」
Queen's Gardenのすぐ横にある公園で、その場にいるだけで整ってしまうお気に入りの美術館。
コンテンポラリーアートを中心に、
ニュージーランドアーティストの作品が展示されています。
隣にあるカフェでコーヒーを飲みながらゆっくりできるので、静かに週末を過ごしたいときにおすすめなスポットです。
・ウェリントン編
ニュージーランドの首都ウェリントンといえば、アートやコーヒー、そして映画で有名な街。
街中にギャラリーがあり、気軽にアートに触れることができる。
ウェリントンには2大ミュージアムがあり、ひとつは国立美術館のTePapa。
そしてCity Gallery Wellington。
どちらも無料で半日は過ごせる無ごたえ抜群の美術館です。
•TePapaのマオリアート
•City Gallary Wellington
ここでもマオリアーティストの作品に強く引き込まれました。
・ウェリントン街中のアート
・Ritchie Adamson
ウェリントンをベースに活動するアーティスト。
彼は日本の滞在時の日本の美的感覚や仏教の考えをワークに取り入れていて、さらに14-15世紀のルネサンス期のヨーロッパ絵画の影響や、さらに二十世紀のシュルレアリスムの影響を受けた、とのこと。
ちなみにこの絵はたまたま訪れたカフェに展示してあり、初めて見た時にグッときて、3ヶ月たっても忘れられず再び訪れた際に購入しました。
アーティストの方はこのお店のスタッフたちが応援しているアーティストで、彼の日本での滞在経験がこのアートワークの真髄になっているんだそう。
彼は日本語も話せるし、彼に君の名前を伝えておくよ、とカフェの店員さんにも気さくに話かけてもらいました。
さらにNelsonにある私の親友が通う大学NMITで学士号を取得したとプロフィールに書いてあり、やっぱり何だかご縁を感じました。
素敵なアートワークを部屋に飾るだけで、心が躍る。
彼の活動を応援するカフェの店員さんたちも、
本当に素敵だなと思いました。
シュルレアリスムを知りたい方のために、念のため。とっても面白い記事でした。
・After Eight Studio
アートワークを買うごとに、ニュージーランドに木が植えられるというコンセプトも素敵だ。
・Sandy Adsett
ウェリントンから北へ2時間、パーマストンノースという街のCity Museumにて知ったアーティスト。
マオリのアートを表現方法に落とし込み、体現するニュージランドでも有名なアーティストの一人で、彼はマオリ族ではなく白人であるところもまた素敵だと思った。
マオリの表現方法を学び、初期から現在にかけて見事にアートとして体現していく時系列が見られて、さらに圧巻で感動でした。
マオリ×ポリネシアの島国×ヨーロッパの雰囲気が混じり合わさったアートをとっても身近に見られることができて、さらにアートに対しての深みを感じられるニュージーランド。
心の奥底に眠る、まだ見ぬインスピレーションを目覚めさせたくて、
私はあえてこの小さな島国を滞在先に選びました。
人口の少ない国だからこそ、アーティストが作った作品とつながりやすかったり、アーティスト自身ともつながりが持てたり、そしてそれを手にとって感じる人々が圧倒的に多いところも、この国ならではの良さであるなあと感じます。
・おまけ
他の街で見つけたアート作品もご紹介します。
①TaurangaのCity Gallaryにて。
女性はのエンパワーメントを掲げるフェミニストアーティストによる作品。
②New Plymouth 発光ライトで光るストリートアート。
③パーマストンノースCity Gallaryにて。
ちょっとゾッとしてしまう虫のアート。
以上が、ニュージーランドで出会ったほんの一部のアートたちの紹介でした。
これからも各地で素敵なアートを見つけたら、シェアしていきます。
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