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ユウとカオリの物語

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LGBTQ+当事者カップルの2人が描く恋愛小説。ユウ目線でのお話と、カオリ目線のお話を2人で書きあっています。セクシャルマイノリティの世界ではない、ごく日常の中で出逢った2人の物…
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2022年10月の記事一覧

[小説・ユウとカオリの物語] 初めての幸せ │ユウ目線12話

※前回はカオリ目線のこちら  僕はとっても心地いい夢を見ていた。カオリが僕をぎゅっと抱きしめて、頭を撫でながら鼻歌を歌ってる。なんの歌だろう?あぁ、早くキスしてくれないかなぁ... 「唇、伸びてるわよユウ......どんな夢見てるのかしら?」  頭をポンポンされてびっくりした。あ、また寝ちゃってたんだ僕。 「あ、ごめん、マジで寝ちゃってた」  起きると僕ら以外のお客さんは誰もいなくなっていた。 「あれ?もう閉店?僕、結構寝ちゃってた?え、もしかして変な顔してたの僕!?」

[小説・ユウとカオリの物語] Bar ROSE(2人で)

「ROSEに行かない?」 わたしが誘うと、ユウはとても喜んだ。わたしがひとり飲みする場所だから、気遣って行かなかったのだという。 「とても気に入ったバーだったんだけど、カオリの邪魔しちゃ悪いかなって。。」 出逢いの場所に2人で行くのはとてもいいな。お互い仕事を終えて待ち合わせて、ROSEへ向かった。 「いらっしゃいませ。今日はお揃いで?」 マスターの口元が笑っているのがわかる。 「なにになさいますか?」 ユウに目をやると 「お薦めのものってある?」と、ナイショみたいに