[小説・ユウとカオリの物語] Bar ROSE(2人で)
「ROSEに行かない?」
わたしが誘うと、ユウはとても喜んだ。わたしがひとり飲みする場所だから、気遣って行かなかったのだという。
「とても気に入ったバーだったんだけど、カオリの邪魔しちゃ悪いかなって。。」
出逢いの場所に2人で行くのはとてもいいな。お互い仕事を終えて待ち合わせて、ROSEへ向かった。
「いらっしゃいませ。今日はお揃いで?」
マスターの口元が笑っているのがわかる。
「なにになさいますか?」
ユウに目をやると
「お薦めのものってある?」と、ナイショみたいに