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漫画「バリバリ伝説」感想(完結作品を語る! #319)

「バリバリ伝説」(しげの秀一)
連載期間 1983年~1991年(週刊少年マガジン)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「バリバリ伝説」
…タイトルが時代を感じます
ね!(笑)
バイク漫画です。全38巻。マガポケというアプリで全話読みました。

車を使った公道レース漫画「頭文字D」の作者しげの先生がイニD前に描いていた漫画ということですが、面白いしシンプルで見やすくてイイです!
個人的には、複雑な話も嫌いではないですけどね。

題名含め1980年代のノリが多少ありますが、全体的には「スピードを求めるバイク乗りの高校生」という時代を超越した話です。
私がバイク乗りなのもあって惹かれる部分がありました。スピードを出してる時のドキドキ感ヒリヒリ感とかヤバいです!

絵について。

この時代のしげの先生の絵柄のヒロインがめっちゃ可愛いです!
逆に、意図的か当時まだ技術が発展途上だったのか、立ち姿とかはコミカルでリアリティのない絵だったり。
それこそしげの先生だけではないですが、プロ漫画家として長く活動すれば熟練の技は身につけるもののそれが初期の絵より輝いているかというとそうでもない方も多いんですよねぇ。個人的な感想ですが…。
良い意味で印象的だったのは、バイクを燃やすシーン!セリフにも力があって強く心に刻まれました!

ところで、
主人公の巨摩郡、海外ファン曰くガン・ボーイはかっこよくて金持ちでケンカも強いんです。
葛藤したりはもちろんありますが、持たざる者では全然ないです。
昔のマンガの主人公って感じですね。悪い意味ではなく、これはこれで良いです!憧れの対象になりますね。

話の大きな流れとしては、
一部は公道でスピードを競い、二部では日本のロードレース選手権、そして三部で世界のロードレース選手権
と、どんどんスケールを大きくし最速を目指します!

ちなみに、かなり長い三部を、
レースに出ている面々は同じで、コースの違いなど素人読者にはほぼわからないのに飽きさせない作品にしているのは凄い
です!世界を巡っているのでちょっとした旅気分も味あわせてくれますしね。
あと、ローソンレプリカでお馴染みのローソンなど実在の人物が描かれていたのも特徴的でした。

終わり方について。

ラストは「ガン・ボーイ!」と心で叫んでました!
ワァという歓声だけが描かれ、その他の人々の言葉は描かれずリアクションが描かれる場面には心が揺れました。

最後は、大人になってもあの頃の気持ちは忘れないという類のもので悪くはないものの青さを感じましたが、それこそが作者含め若さのエネルギーが詰まったこの作品の魅力だった気もします。
全38巻と短くはないものの本当に読めてよかったです。

ということで、
バイクやレースものが好きな人に、1980年代・昭和の名作マンガという聞いて気になる人に、
しげの先生史上最高に可愛い女の子が見たい人にもオススメ
です!(笑)


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「バリバリ伝説」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#漫画 #マンガ #マンガ感想文 #バリバリ伝説 #しげの秀一 #バイク

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