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漫画「食糧人類Re: -Starving Re:velation-」感想(完結作品を語る! #295)

「食糧人類Re: -Starving Re:velation-」(原案:水谷健吾 / 原作:蔵石ユウ / 作画:イナベ カズ)
配信期間 2021年~2023年(コミックDAYS)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「食糧人類Re: -Starving Re:velation-」は、
「食糧人類」の続編で、全7巻。

化物のような風貌で人間を食べる天人という支配者がいる世界。
舞台は現代日本っぽいところ。今回の物語は学校から始まります。

学校や学生達が出てくる、そして、マンガ的な能力バトル要素が加わり前作より読みやすく楽しめました!

ちなみに、
天人に食べられる・命を捧げることが光栄であるという危険な考え方は、個人的にはまったくもって対岸の火事でもないので、荒唐無稽な話だなーと思う人は完璧に洗脳されちゃってる人だと思います!(笑)

終わり方なんですが、ここは前作のほうがスッキリしててよかったかもです。
ここからネタバレっぽいことを言うので気になる人は読んでからどうぞ

というのも、
今作の天人は仮初の支配者だと判明するんですよ。
人間は保護区に飼われていて、それを統治するために作られた支配者が天人という存在なんです。
確かに、
横並びの状態で何億と人がいると自治が保てないというのは聞いたことがあります。

そして、
穏やかで知性的で巨大な本当の支配者である生命体は、天人についての真実を知り冷静さをなくした人類の暴動によってもたらされたウィルスで死滅します。
さらに、
最終局面では生き残った天人を自ら神と崇める人達が描かれるので、これだと「人類は結局、自分達を超えた存在に支配されないと満足出来ないんですね」となってしまうわけです。

人類が進化して侵略者を倒すというような前作とは違う展開をさせたかったのかもしれませんが、覚醒者の私がフラットに考えると「人間っていいな」にはならず、穏やかで知性的な生命体が生き残ったほうが地球の為だったなとなってしまいます。
終盤で、人が愛すべき存在であるという描写が足りなかったのかもしれませんが、個人的には「そこに着地させちゃうの~?」でした。

ということで、
食糧人類を読んでいた人、今作からでも楽しめるので食糧人類は読んでないけど興味を持った人、
日本に住んでいて同じ人間なのに、とある方々に「様」をつけて呼ぶことにまったく違和感がない人にも激しくオススメ
です!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「食糧人類Re: -Starving Re:velation-」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#漫画 #マンガ #マンガ感想文 #食糧人類 #食糧人類Re : #水谷健吾 #蔵石ユウ #イナベカズ

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