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漫画「サマータイムレンダ」感想(完結作品を語る! #322)

「サマータイムレンダ」(田中靖規)
配信開始期間 2017年~2021年(少年ジャンプ+)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「サマータイムレンダ」は、
少年ジャンプ+で全話読みました。単行本だと全13巻。
主人公の男子高校生が物事を俯瞰しながら、最終的に憎しみの連鎖みたいなものを解き放つ話です。

いやしかし、
練りに練られた作品でした。
それはタイムリープが核になっている作品だから展開を考えた上で描かれいるからってことだけでなく、細かいところも全てです。

あと今作はタイムリープだけでなく、
人をコピーし元の本人を殺してその人に成り代わろうとする妖怪のような影と呼ばれる存在がいるのが特徴的
です。

見た目だけ真似するのではなくて記憶や人間性までもコピーするんです。
とはいえ、
ザックリ言うと「悪いやつ」に支配されてるんですけど、その支配下にないヒロインが主人公を助けてくれるというわけです。
王道展開ですね!

それはいいんですけど、ちょっと話を戻して、
見た目も記憶も人間性も同じとなると、何をもってAという人物をAだと認識するのか、考えさせられますね~。
こういう、読んでいる人の世界の見え方が変わりそうな話というのは刺激として最高
です!

話変わって、
少年誌らしく?第一話では水着やパンチラが出てきますが、これはサービスシーンっぽいですね。
お色気おふざけマンガではないので真面目な人もご安心ください。

終わり方などについて。

ラスボス的キャラの目的にはゾッとしました。非常に自分勝手な話なんですけどね。まぁ読んでみてください!

そして、
ボス的なキャラを使い捨てせず、深掘りしてこちらに理解させ、存在に意味を持たせたのは素晴らしい
です!

さらに、
デジタル掲載作という強みでしょうか。最後の最後にカラーになります。
記憶に色がつくように、全てが鮮やかになるような、最後の笑顔に泣きそうになりました。

ちょっと難しいところもありつつも、圧倒的な完成度と様々な角度から楽しめる設計になっている良作でした!

ということで、
地方の島ものが好きな人、マンガ自体も2周も3周もしたくなるタイムリープものの傑作と聞いて気になる人、
スクール水着を着た女の子が好きな人にもオススメ
です!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「サマータイムレンダ」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#漫画 #マンガ #マンガ感想文 #サマータイムレンダ #田中靖規

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