漫画「シバトラ」感想(完結作品を語る! #238)
「シバトラ」(原作:安童夕馬 / 作画:朝基まさし)
連載期間 2007年~2009年(週刊少年マガジン)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「シバトラ」は、
可愛い男の子みたいなキャラクターが主人公と作品紹介ページでわかった時点で、なんとなく敬遠していたんです。
原作者の樹林先生の能力の高さも知っていて、作画の朝基先生の絵も好きなんですけどね。
ということでこの度、食わず嫌いはやめて、全15巻分をLINEマンガで無料でダーッと読みました。
主人公は中学生くらいに見えるもののちゃんと少年係の刑事の柴田竹虎、略してシバトラ。
死が迫っている人がわかるという特殊能力を持ってますが、そういう少年誌読者が食いつきやすい要素がなくても面白い作品でした。
同じコンビの「サイコメトラー」シリーズは能力がかなり重要でしたが今作はそうではないわけです。
少年犯罪がテーマなんですが、だいたいの事件はボタンの掛け違いです。
コミュケーションの必要性について、ロマンチックな言い方をすれば愛の必要性を描いています。
舞台は主に高円寺。
以前ライブで行ったなーって感じですが、実在の場所を使うって個人的には好きです!
興味が湧いて、いつか行きたい場所も増えますからね。
いやしかし、
社会問題を被害者だけに寄り添わず描いているところは流石です!
加害者もそもそもなんらかの被害者だったりしますし、一見解決したような問題も今後こういう可能性もあると語ったりしてくれて、社会問題が立体的に体感出来るんです!
ちなみに、
好きなキャラは武良という基本犯罪も犯さず一貫した正義を貫くキャラです。
このキャラの今後を別作品で描いてほしいと思いました!
好きな話は、
刑務所への潜入捜査です。ありえない展開ですがマンガらしく楽しめました!
終わり方について。
最後まで、99%悪に染まっていたとしても1%の良心を信じ続けるんです。
そこには嘘がなく感動します!
最終話は主人公がとあるキャラと結ばれ大団円。そして奇跡。
言葉にしすぎない、色々と想像出来る形でとても良かったです!
ということで、
刑事物の作品が好きな人、ドラマ版だけ見て原作マンガを読んでいない人、
小さい男性が好きな方にオススメです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「シバトラ」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’
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