見出し画像

暴力での支配

こんばんはmakoです。
今日はとても良い天気になりました。
春が少しずつ近くなってる気がしますねっ
まだまだ寒いけど🤣
太陽の位置が少し高くなって、庭にお日様が当たる時間が長くなってます。
太陽の位置、皆さんはお気付きでしょうか?






母との関係は、相変わらずだった。
だが、高校時代に3度ほどお弁当を作って貰った事がある。
この時、どんなに嬉しかったか。
とても些細な事だけど、母が母でいてくれる。ただそれだけの事。
世間では当たり前なんだろう。
でも私には特別な出来事。

学校には、それなりに通ってた。
休んで家に居ても居場所はないからだ。
遅刻して、授業中には寝てるけど。

そんなある日、机の中に置いてある教科書がない。
ほとんどの生徒が、何でない?となった。
授業が始まり、教科書ないって言うと、職員室へ行って、土下座して謝り貰って来い。と、先生が言った。
ん?
土下座?
なんで?
わたしを含め数人の生徒が、その言葉でブーイング。
あんな重たい教科書、持ち帰りなんかしないでしょう?
ほとんどは、学校の机の中。
くだらねー!
あまりにも、アホ過ぎて私は帰る。と席を立った。
先生は怒鳴り散らしてたが、1人、又1人と席を立った。
気付くと、クラスの2/3の生徒達が教室を出る。
騒ぎに気づいた、教育実習の先生が走り寄って来たが、私達は学校を出た。
途中で、チャリンコに乗って追いかけて来たから、皆で走り出した。
走りながら、帰る方向が違う子達と話し、十字路で右と左に分かれて走り続けた。
教育実習の先生は、どちらに行って良いか分からず
その場で止まった。
今思えば、教育実習が最終日。
悪い事したな。
1人、又1人と別れて私の帰る方向には2人になっていた。
まだ午前中。
制服だから、どこ行っても目立つ。
公園で時間を潰して、同じ方向に帰るその子と話しながらお弁当を食べた。
今日は良い。でも明日はどうする?
彼女は言った。
そうね、明日になって考えるよ。
なんだろ。
学校もくだらねー。
先生もくだらねー。
全ての事がくだらねー。
色んな事がばかばかしく思えた。
どこもかしこも、窮屈で息が詰まる。
なんとなく時間を潰して、彼女と別れて家へ帰った。
家に帰ると母はその出来事を知っていた。
学校から連絡があったからだ。
明日は、とりあえず学校に行って先生に謝っておけ。
それ以上の事は何も聞かず、話しは終わった。
翌朝、学校に行く気もしなかったから休んだ。
もうこのまま辞めても良いかな。
そんな事を思いながら部屋に篭る。
何度も電話が鳴っていたが、どうせ学校からだろうと、うるさく鳴る電話の上に座布団を被せた。
昼頃、母が起きて来て私が学校を休んでる事に気づいた。
又、電話が鳴る。
座布団の下にある電話に出た。
やはり学校からだった。
明日、とりあえず学校に来る様にと。
めんどくせーな。
そう思いながら遅刻して学校へ行った。
職員室へ呼ばれて先生に怒鳴られた。
そのエスケープの首謀者は私。って事で、皆を巻き込んだのはおまえだ。と平手打ちされた。
くだらねー。
あー本当にくだらねー!
又、学校を飛び出した。

家にも学校にも居場所が無くなっていた。
このまま学校を退学しよう。
家も出よう。
そうするには、どうする?
帰りのバスの中、静かに泣きながら考えていた。
15歳。
なんとも中途半端な年齢。
大人の力なく生活が出来ない虚しさと、やるせなさで涙が溢れて止まらない。
家に帰れば、母が怒るだろう。など思いながら、時間を潰しながら家へ帰った。
もう既に学校から連絡が入っていた。
家へ帰ってから、暫くして担任の先生が来た。
この担任は、学校でも怖い先生で有名だった。
訪ねて来た先生を家にも上げる事なく、玄関で母は先生の話を聞いていた。
で、家の娘だけが悪者で、あなたは殴ったの?
母の口調は冷静で、威圧感と緊張感があった。
いつもは威張って恐れられてる先生は下を向いて母に謝った。
本当は、謝らせるつもりで先生は来ただろう。
この先生に殴られたのは今回が初めてではなかった。
その時の話は、母は知らないが、私はその先生が謝る姿を見て、ざまーみろと思いながらも、母の事を恐ろしいと感じていた。

それから数日は学校を休んだ。
家で何をする訳でもなく、色んな事を考えながら、ただ部屋に篭る。
考えれば考えるほど、まとまらない。
母は、そろそろ学校行きなと一言。
仕方なく学校へ行く事にした。
先生は、何事もない様にしていた。
机の中には、教科書が戻っていた。


あの頃の学校は、先生の暴力も頻繁にあった時代。
もちろん、その逆もある。
生徒が先生を殴ったり、校舎の窓を割ったりと。
恐怖によって言う事をきかす。
家庭、学校、地域での上下関係。
今ではあり得ない時代。
この時代を知らない子達は、この時代をどう思うんだろう?
どの時代にも問題はある。
今は改善されているけど、新たな問題もある。
どの時代で生きたとしても、問題がない訳ではないが、楽しく学生生活を過ごして来た人も居る。
この違いは、やはり自分で作った問題かもしれない。
この意味が分かるまで、相当の時間を有した。
この世界は自分で作っている。
良い事も、悪い事も。
どこかで意識を変え無ければ、苦しさから解放されない。

それからも苦しさを抜けられず、もがいた時期が続いていた。


自愛からの慈愛
今日もありがと💕




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?