【IDと教員研修1】インストラクショナルデザインを教員研修に生かす

「学びの『効果・効率・魅力』の向上を目指した技法」として,「インストラクショナルデザイン」という考え方があります.
少し詳しい定義では,「教育活動の効果・効率・魅力を高めるための手法を集大成したモデルや研究分野,またはそれらを応用して教材を作成したり,授業・研修を実施するプロセス」を指します(「 」はこちらから引用).

今後,教員研修は,これまでの対面集合型だけではなく,オンラインも活用し,教師自身が学びをマネジメントしていく主体的な学習が求められていきます.(文部科学省ウェブサイト参照)

例えば,教職員プラットフォームと呼ばれるデジタルコンテンツを,自身の課題に則して選び取り,自主的に学習を進めることが期待されます.これは,教師自身が自主的に学び取る力を伸ばしていくための取組として,このような学び方を習得できる教員研修の開発を模索していく必要があります.

インストラクショナルデザインは,教えない研修を設計する場面に用いられることがあります.それは,研修そのものが学習者中心となる設計を目指しているからです.

対面集合型で一斉に学ぶことが無くなるわけではありませんが,少なくとも,受動的に講義を受け,受講者同士で感想を交流して終了,というような研修の見直しを考えるには,このような学習者中心の研修の視点が重要です.

このような考えのもと,自分自身が考える種として,インストラクショナルデザインを生かした教員研修のアイデアを蓄積していきたいと思います.

#ID #教員研修


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