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2024.6

数日前にnoteから来た「今月更新しないの〜?」通知を受けてなぜかめずらしく焦り、この1ヶ月の間に考えていたことを思い出せる限りここにこぼしておこうと決めました





何でもかんでも時代のせいにして肩身狭い感出す人がきらい 社会が少しずつ正しさに近づいていることを、これまでは息すらできていなかった人たちがいることを、常に念頭に置いておくべき 自分への戒めも込めて

職場で上の世代の人たちと過ごしてるとそういう空気を感じとって勝手に申し訳なさを感じることがあるけど別に堂々としてりゃいいんよね これまでがおかしかったわけでどんな立場に対してもお互いに敬意を払うべきなんだから、こっちが求めてばかりでないかぎり、対等であればいいはず 肩の力を抜こう





「私は人間である。およそ人間に関することで私に無縁なことは一つもない」
(梨木香歩「ここに物語が」p.56)

古代ローマの劇作家テレンティウスの書いたセリフだそうで、ほんとうにその通りだなあと思うと同時に、

「差し迫ったさまざまな災難に僕らの一部がやたらとこだわるのも、もろもろの悲劇に強い関心を持つのもー僕らがよく高貴な精神と取り違えるそうした傾向が、(中略)人生において何かひどく複雑な局面に出くわすたび、もっと複雑で、もっと恐ろしげな別の脅威を見つけて、自分の苦しみをごまかそうとする欲求のせいなのではないか」
(パオロ・ジョルダーノ著・飯田亮介訳「タスマニア」p.9)

こういう、自分の内面次第で外側の世界の事象を消費するだけになってしまう危険性、みたいなものもとてもわかると思い、自他の境界線の必要性やそのバランスの難しさを感じた ネットの存在によって何でもかんでも自分ごとのように思えてしまう環境に身を置いているからこそ、大事な何かを取り違えてしまわないようにしたい



「速すぎる移動手段ではきもちが追い付かないときがある」
(くどうれいん「虎のたましい人魚の涙」p.25)

この感覚とてもわかる 身体だけが運ばれて心は追いついてないような感じ

私自身移動が好きで、いろんなところに行きたいしいろんなところに住んでみたいと思うのだけど、新幹線を使って日帰りで好きなところにピュッと行ってビュンと帰ってくるみたいなことをすると、なんかこれでいいのかなあと感じることがある 距離的に現代の技術がなければそんなすぐ行けるわけのないところまで何ひとつ苦労することなく、そしてその恩恵を受ける権利があることをまったく疑わずに軽々と移動することのおこがましさというか何というか、、
この問題に付随して頭によぎるのは都市と地方との格差のこと 物理的にはそこからそこの方が遠いのに交通の便が良いおかげで田舎から田舎へ行くよりも速く行けちゃうみたいなこと、世界的にみてもある問題だけど、まあごく自然だし当たり前なんだけど、日本に生まれてあらゆる恩恵を享受しつづける運命にある限り、そうじゃない側のことも忘れないでいたいなと思ったりする


7月は少し不安定な自律神経を整える月にしたいと思います💆🏻みんな今年あと半分気楽にいこうね

(最近自分の頭の中をこうして文字に起こしていると、私の中のテンプレみたいなものがあまりにも確立されすぎていて萎える もっと幅を効かせた文章を書きたい)


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