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夫から自立したいと思った話。

夫から離れたい。嫌いになったわけじゃない。だけど、息苦しい。
夫と2人きりの世界は楽しいけれど。

時に、苦しいのだ。

夫は自営業。私は夫の家業を手伝っており仕事も一緒だ。仕事も生活もいつも一緒のこの結婚生活に少し疲れてきていた。

仕事ではベストなパフォーマンスを求められ、私生活では綺麗な容姿を求められる。
夫のことは好きだから希望には応えたい、その気持ちに少し翳りが見えていきたのは最近のことだ。
求められているばかりの生活に思えてきてしまった。

自由になりたい。

けれど別れたいわけではない。
(生理前は無性に別れたくなるが笑)

そこで、私が始めたのはサイクリングだった。

私生活も一緒にいたがる夫も一日中というわけではない。数時間はお互いの時間ができる。
その隙間を利用して私は自転車でうろうろするようになった。

身体が風をきる感覚が心地いい。

この時間は私だけの時間だ。

今思えば、私生活においても私は主体性というものがあまりなかったかもしれない。
休日にどこへ行くのかを決めるのもだいたいが夫だ。

自分の意思で目的地を決め、自転車を走らせる。
知らない場所に自分の力で行けることが、こんなにも楽しいなんて知らなかった。

自由になりたいというよりは、自立したいのだ。
仕事はそうはいかないが、せめてプライベートは。

そうしたらきっと。


自信が少しつく気がするから。