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リュックと添い寝ごはん『neo neo』

2020年12月9日リリース、リュックと添い寝ごはんのメジャー1stアルバム。

いつもは1曲ずつ細かくレビューしているけど、今日は少し掻い摘んで書いていくスタイルでいこうかと思う。もっと端的に。

一昨日はOGRE YOU ASSHOLEというバンドで、変なバンド名だと書いていて、そういえば最近また若手のバンドで変わった名前のバンドが出てきた事を思い出した。

まず人に知ってもらうという事に関しては戦略的だなと思う。どんな音楽をするグループなんだろうと思わせるし、1度目に入るとあるきっかけで思い出す。

このバンドのメンバー達がなんと昨年高校を卒業したばかり。それでいきなりデビューとは凄いね。

noteのフォロワーさんの記事で紹介されていた際に1曲試聴してみると、その曲が凄く良くてアルバムを通して聴いてみた。


まずM1.「海を越えて」。イントロのギターとAメロの歌メロから、ほのかに歌謡っぽさを感じる。"木綿のハンカチーフ"的な。

清涼感のある聴きやすい歌声だ。詞、曲、共に爽やかな青空と海辺をイメージ出来る。一聴してすぐに好きになった。めちゃくちゃ良い。


YouTubeでライブ映像を調べた。M3.「グッバイトレイン」とM6.「生活」を演奏している映像を観た。3ピースという認識だったけれど、ライブではギターのサポートメンバーがいるようだ。

ライブでも安定した丁寧な演奏をしているように思った。特に「生活」が良かった。まだ10代という事もあるので、詞においてもストレートな表現ばかりで好印象だ。

とにかく歌メロを作るセンスが良い、凄く若いのに昔の歌謡曲っぽいメロディを作る引き出しが多い。

M4.「ホリデイ」や、M7.「23」なんかが典型的だ。こういうボーカルスタイルも今や普通に存在しているけれど、昔は居なかったタイプ。

いかにも邦楽らしいメロディを今の世代の若者の声色で歌う。『neo neo』と思わせてくれる。

全10曲で36分、再生しやすい収録時間だし、疲れている時なんかでも癒しをくれるサウンドだ。M10.「ほたるのうた」なんて、家に帰ってからゆっくり聴くとほっこりするナンバーでおすすめ。

変なバンド名だけど、奏でている音はわりと王道。それでもかなり良いので、今後も楽しみにしている。

レビューの長さ、これぐらいの方がいいかな〜と最近思い始めている。

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