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Airbnbだけじゃない!民泊のおすすめ予約サイト8選!(2023年度)

民泊施設をオープン後、どの予約サイトに掲載して宿泊客を募集するのがよいのでしょうか。民泊歴10年の私、マックスが解説します。


主要予約サイト一覧

ホテル・民泊予約サイトのうち、主要な予約サイトは8つです。それぞれの予約サイトについて解説していきます!

  • Airbnb(民泊/旅館)

  • Booking.com(民泊/旅館)

  • Expedia(民泊/旅館)

  • Agoda(民泊/旅館)

  • Trip.com(民泊/旅館)

  • 楽天トラベル(旅館)

  • じゃらん(旅館)

  • 楽天ライフルステイ(民泊)

Airbnb(エアビーアンドビー)

ライセンス: 民泊、旅館
おすすめ度: ★★★★★

「民泊といえばAirbnb(エアビー)」という認識の方も多いと思います。
Airbnbは都会も地方も集客力が強い予約サイトです。
Airbnbのアプリが優秀で、ゲストとメッセージのやり取りや価格設定などスマホだけで運用を行えます。
予約の受付も「いますぐ予約」と「承認式」を選択でき、承認式を使用すればゲストの厳選も可能です。
また、ゲストから高い評価を受けている「スーパーホスト」システムはAirbnbだけの仕組みで、スーパーホストに限定した検索結果や通常検索での上位表示などのメリットがあります。
Airbnbには、AirCoverという保険が付帯しており、ゲストによる設備の破損に保険が下りるなどのメリットも大きいです。
決済はオンライン決済のみで、Airbnbが集金し、チェックアウト翌日に振込がされます。

Airbnb(エアビーアンドビーサイトへ移動)

Booking.com(ブッキングドットコム)

ライセンス: 民泊、旅館
おすすめ度: ★★★★★

世界最大の宿泊施設予約サイトがBooking.comです。もともとはホテル予約サイトでしたが、2018年の住宅宿泊事業法後から民泊にも対応しました。
Geniusというゲスト向けの会員ランク制度があり、会員限定に販売することで質の良いゲストを集客することができます。
セールプログラムに参加すると露出が増えて上位表示され、予約獲得しやすくなったりします。(ただし値引きが必要です)。
決済はオンライン決済と現地決済が選択できます。
現地決済の場合はノーショー(ドタキャン)のリスクがあるため、ゲストのクレジットカード番号を取得してリスクヘッジするということも可能です。
オンライン決済の場合、毎週払い、月末締め翌月上旬払いのいずれかを選択できます。
Pulse」というホスト用のアプリがあり、メッセージのやり取りやカレンダー操作を行うことが可能です。
【注意】Booking.comのオンライン決済の支払い遅れ(2023年11月現在)が発生しておりますのでご注意ください。

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Expedia(エクスペディア)

ライセンス: 民泊、旅館
おすすめ度: ★★★★☆

航空券と宿をセットで予約できることが売りの予約サイト、エクスペディア。掲載すると、Hotels.comやホテル価格比較のtrivago、OrbitzなどExpediaグループの複数予約サイトに自動的に掲載されます。

Expediaの担当者いわく、特にアメリカ合衆国の集客に強いとのことです。
こちらもセールに参加すると露出が増えて予約されやすくなったりします。(ただし値引きが必要です)

Expedia登録サイトへ移動

Agoda(アゴダ)

ライセンス: 民泊、旅館
おすすめ度: ★★★☆☆

シンガポールに本社のアジアに強い予約サイトがAgodaです。
Booking.comと同じPricelineグループに所属し、Agodaに施設掲載するとBooking.comにも掲載され、逆にBooking.comに施設掲載するとAgodaにもおまけのように掲載されます。
ただ双方の担当者いわく、同時掲載されている予約サイトでは上位表示はされづらいそうで、しっかり売りたいのであれば、その予約サイトに登録してほしいとのことでした。
Agodaにもホスト用アプリがあり、そちらでも管理できます。
アジア圏のゲストにリーチしたい場合はこちらの予約サイトがおすすめです。

Agodaのサイトへ移動

Trip.com(トリップドットコム)

ライセンス: 民泊、旅館
おすすめ度: ★★★☆☆

中国に強い予約サイトがTrip.comです。
中国ではCtrip(シートリップ)というブランド名で販売しています。
コロナ前2019年では訪日外国人のうち中国が3割と最も大きい割合を占めていました。
コロナ後の日本への旅行規制も撤廃され始めており、中国人をターゲットにする場合は魅力的な予約サイトです。
Trip.com担当者いわく、中国のインフルエンサーを活用して観光地や宿をプロモーションするという先進的な取り組みも行われているそうです。

Trip.comのサイトへ移動

楽天トラベル

ライセンス: 旅館
おすすめ度: ★★★☆☆

日本のホテル予約サイトの2大巨頭の一つが楽天トラベルです。
掲載には旅館業ライセンスが必要です。民泊(住宅宿泊事業法)ライセンスでは掲載ができません。民泊の場合は別ブランドの「Vacationステイ」を検討することになります。(以下にVacationステイの解説もしています)
Airbnbなど海外予約サイトにある清掃費用別の価格設定ができないのと、人数帯別の価格設定ができないため、他の予約サイトと同時販売するときには価格設定のコツが必要です。
また、ホスト向けのアプリはありません。
楽天トラベルは日本人の集客に非常に強いため、このような方におすすめです。

  • 一棟ホテルを運営している

  • 地方など訪日外国人が少ない場所で集客がしたい

  • 日本人をターゲットに集客したい

楽天トラベルのサイトへ移動

じゃらん

ライセンス: 旅館
おすすめ度: ★★★☆☆

リクルートが運営する、もうひとつの日本のホテル予約サイトの2大巨頭がじゃらんです。属性は楽天とかなり似ています。
こちらもAirbnbなど海外予約サイトにある清掃費用別の価格設定ができないのと、人数帯別の価格設定ができないため、他の予約サイトと同時販売するときには価格設定のコツが必要です。
決済は現地決済とオンライン決済がありますが、Airペイに登録すればオンライン決済のみに絞ることができます。
楽天トラベルと同様に、民泊ライセンスでは掲載ができません。
登録にはFAXが必須です。FAXがない場合はオンラインFAXサービスを契約しましょう。
じゃらんも日本人の集客に非常に強いため、このような方におすすめです。

  • 一棟ホテルを運営している

  • 地方など訪日外国人が少ない場所で集客がしたい

  • 日本人をターゲットに集客したい

じゃらん登録サイトへ移動

Vacationステイ

ライセンス:民泊
おすすめ度: ★★★☆☆

不動産賃貸紹介サイト「ホームズ」のLIFULLと楽天が合弁で作った法人、楽天ライフルステイが提供する民泊予約サイトがVacationステイです。楽天トラベルにも掲載されます。
Vacationステイは認知度が低くあまり集客できないイメージですが、楽天トラベルからも集客できるようになりました。
楽天トラベルからの集客ですので、ゲストはほぼ日本人限定となります。

Vacationステイ登録サイトへ移動

おすすめの予約サイトはどれ?

予約サイトを1つだけ使う場合と、複数使用したい場合があり、それぞれの筆者のおすすめをお知らせします。

単一の予約サイトで集客したい方

Airbnbのみで運営するのがおすすめです。
アプリで価格操作・メッセージ操作ができますので、スマホひとつで管理を行うことが可能です。アプリの出来もかなりよく、使いやすいです。
会社員をやりながら副業で民泊を運営するなど、副業的に運営するのであればこの方法がおすすめです。

複数予約サイトで集客したい方

Airbnb、Booking.com、Expediaの3サイトをおすすめします。

まず、民泊スタイルで集客する場合は、インバウンドをターゲットにするべきです。
日本人は週末に1泊2泊が多く、インバウンド客は4泊〜7泊など長く連泊して滞在する傾向にあり、空きを埋めやすい傾向にあります。土日に日本人に使用されると外国人の連泊が取りづらくなります。
このため、日本人客を捨てるため楽天トラベル・じゃらんは使用しません。
(ただし、インバウンドが狙えない立地の場合は逆に楽天トラベル・じゃらんを使用します。)

次に、Airbnb、Booking.com、Expediaともホスト用のアプリが提供されており、スマホでメッセージのやり取りが可能です。PCを開かずともに管理できるのは非常に楽です。

最後に、予約サイトは多ければ良いというものではなく、2〜3つがおすすめです。
私の経験上、運用していると例えばAirbnb7割、Booking.com2割、Expedia1割など、1つの予約サイトの比率(この場合はAirbnb)が高くなります。
また予約サイトが増えるほど管理が煩雑になったりオーバーブッキングが起きたりと、「管理コスト」が増えます。
また、オーバーブッキングが起きないようにするためにサイトコントローラー(チャネルマージャー)システムの導入は必須です。

いかがでしたでしょうか。
予約サイト選びは奥が深いです。民泊運用をプロにお願いしたい方はぜひお問い合わせください!


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