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【取材した怪談234】婚姻予知/妊娠検知

【婚姻予知①】

広島県内の高校に通っていた女性Aさん。

「ある日の授業中に、『関西弁の人と結婚する』という情報が頭の中にいきなり降ってきました。予感でも願望でもなく、確定した事実というイメージです」

数年後、彼女は奈良出身の男性と結婚した。

【婚姻予知②】

女性Bさんは独身時代、アミューズメントパークに勤務していたことがある。

「仕事でいつも通りアトラクションの装置を操作している最中、『男性社員Cさんと結婚する』という情報が頭の中に降ってきました」

男性Cさんは、彼女より半年早く入社した先輩社員だ。結婚どころか交際もしていない相手であり、かつ担当エリアも異なり、ほとんど接点がない。そのため、「好意は全くなかった」とBさんはキッパリ言い切る。

ただ「この機会は逃すことはできない」と確信した彼女は、Cさんに対して猛アプローチを開始した。その後、交際→結婚に至った。

※①②の体験者さんともに「降ってきた」という表現をしていたのが印象的でした。

【妊娠検知】

女性Dさんが三〜四歳ごろの出来事で、彼女自身は覚えておらず後で親から聞かされた話。

仲の良い親戚のお姉さんと会って遊んでもらった際、Dさんはお姉さんに抱きついてから笑みを浮かべて言った。

「赤ちゃん産まれるね」

その時点でお姉さんは妊娠初期だったが、Dさん一家には伝えていなかった。なのに幼いDさんがいきなり言い当てるものだから、お姉さんは吃驚したそうだ。

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