信じて任せる

部下がやるより自分が動いた方が早いし、上司なんだから率先しないとと思っていたが、逆効果であった。

部下は自分がやるべきと思っていた事を奪われ、活躍できずどんどん自信を失っていた。「俺何のために会社来てるのかわかりません」と言われた事もあった。仕事は全部上司がやってくれると思って「これで給料貰えるんだからオイシイな、働くのはムダ」とサボる人も。

自分は自分で動けばいいと思ってるから楽だけど、このままではやりがいのない人達が増えるだけだ。後輩も育たない。

いちどやって見せたら任せるという方針に切り替えた。そして部下がやってくれたら「ありがとう、助かります」と声をかけた。信じて任せようと。

すると、皆はじめは戸惑ったが(笑)動きたくてウズウズしていた人は目を輝かせ、怠けていた人は尻に火がついたようにビクッとして動くようになってきた。それでも怠けきっている人は動かない。そんな時は会話して、仕事をする意味を考えさせ(初心の情熱を思い出して欲しい)、「あなたを信じます、任せたい」と伝えるようにしている。自分から良い方に動いてくれる事を目指して。

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