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15年前に離婚した時、絶望で先が見えない中、黙々と一人で断捨離をして自分の荷物を "8箱" にまとめた記憶がある。ザクザク捨てて事務的に作業をすすめて詰め終わった後、 

“私の人生は8箱になった” 

と、少し虚しく感じたのを覚えている。

でも、

その2か月後に単身ニュージーランドへあてのない旅に出て、そこで素晴らしい出会いと経験、そしてキラキラした日々を過ごした。

執着していたものを捨てて人生にスペースを空けると、必ず新しいものが入ってくる。

ということを経験した。


その渦中にいる時は、先が全く見えない気がしたし、どこへ向かっているのかもわからなかったけど、何かかすかな直感と何故かわからないけど根拠のない大きな自信だけがあって、ニュージーランドに向かった。オークランド到着後の5日間の宿だけ取って、あとは全くの真っ白のプランで出向いたけど、約1年間の滞在中で出発前には想像もできないような素晴らしい体験をできて、

怖くても勇気をもって前へすすめば 天 (宇宙) からのサポートがある

と本当に感じた。


15年経って、あの時を思い出しながら、 

“今回も8箱にまとめてみよう!” 

と、ザクザクいろいろ手放していった。

前回と違うのは、あの時は離婚という、ある意味半強制的に動いたけれど、今回は自分だけの意思で決め、前回よりも鋭くなった直感に導かれて即決断したせいか、なかなかの爽快感で作業をすすめて、国際引っ越し屋さんに荷物を託すことができた。

直感はトレーニングしていけば、どんどん磨かれていくと思う。

そして私は当面の身の回りのものをスーツケースに入れて、とうとう帰国の日がやってきた。


今日、日本に帰国する。


直感は鋭くなったし、今回も何故だかわからい自信はあるけれど、やっぱり根拠はなく、ただただ “またまた、挑戦してみるか” という思いだけでこんなにもあっさり長年住んだカナダを去ることになった。


“まぁ、何とかなるかな” 

という思いしかない。というより、


“まぁ、何とでもなるかな” 

という思いの方が強い。


15年という時間は私をかなり図太くさせたみたいです…


あの15年前に先が見えないことに恐怖を感じて、守りに入って地元で家族や知人に慰められながら “あそこに留まっていたら” きっとこんなにも図太い神経にはならなかったかもしれない。


挑戦したから、挑戦し続けたから、自信がついたんだと思う。

今の私にはどこででも、生きていける自信がある。

と今は…そう感じる。


また、別のチャレンジもきっとあるだろうし、失敗もするかもしれないけど、まぁとりあえず


“何とかなる” 


今日のバンクーバーはどしゃ降り…  秋から春先までは、バンクーバーは雨続きだけど、今日は注意報が出るほどの降水量で離陸後のバンクーバーの景色を見るのを楽しみにしていたけ私の願いはかなわなかった… 

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でも、

雲の上に上がったとたん、太陽はカンカン照りで、空は青くて、ものすごく綺麗です。雨が降っているのは地上近くだけで、空の上はいつも天気なのです。

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今、日本に向かう飛行機の中から、次のチャプターが始まる前の、ドキドキ、ワクワクの気持ちで、でも、とても冷静な気持ちでこの記事を書いています。

こういう人生、面白い。

というか、

やっぱり面白い人生を送りたい。

と思う。これができる環境に、ただただ感謝します。


若者の皆さん! いや、老若男女の皆々様、


怖がらずにとにかく挑戦することをおすすめします。
いくつになっても好奇心を持ち続けて何かに挑戦し続けると、きっとそこには今の自分とは違う新しい自分に出会えるような気がします。


恐れずに、チャレンジし続けたいものです。


読んで頂いてありがとうございます。

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