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完璧主義を攻略する

こんにちは。
今回は「完璧主義を攻略する」というテーマでお話ししようと思います。

ほとんどが自分の経験に基づく考え方なので、人によっては全然共感できないかもしれないけど、こんな考え方の人がいるんだなぁ、くらいに思ってもらえればなと。


完璧主義って良いことなの?

はじめに、自分は超がつくほどの完璧主義です。
大学の課題でも、自分が納得できるレベルのものではないと絶対提出できないし、資格試験の勉強でも合格点ではなく満点を目指して勉強します。グループワークやチームでの活動では、自分に任されたタスクは周囲の期待を上回るものを作ろうとします。

そういった妥協できない性格によって、大学の学部は(ありがたいことに)主席の成績で卒業することができました。結果を残したことで信頼してくれる人もいました。本当に嬉しい。

こうして聞くと、完璧主義ってすごく聞こえが良くて、いかにも長所って感じがしますよね。

でも、僕は自慢したいがためにこの文章を書いてるわけじゃないです。この妥協ができない性格によって困った場面はたくさんあったし、いろいろな失敗をしてきました。今回はそんな失敗の経験や、そこから得た考え方を中心にまとめていこうと思います。

完璧主義は承認欲求から生まれる

まずは、完璧主義は承認欲求から生まれるという話をしたいと思います。

承認欲求というと、「好かれたい」「嫌われたくない」「スゴイやつだと認められたい」「否定されたくない」といったところでしょうか。

僕は昔から、怒られたり、叱られたりするのが大嫌いで、逆に褒められることが大好きでした。なので幼少期からずっと今まで、「いかに怒られずに褒められるか」で行動してましたね。まさに承認欲求モンスター。

そうすると、自分にとって重要になってくるのが、「いかに良い成果を出して褒められるか」「いかに悪い成果を出さずに怒られないか」です。

前者の成果を追い求める姿勢はとても良いことです。結果に向かって努力する習慣が身につきました。でも、後者の悪い成果を出さないという姿勢が、本当に良くない!
失敗を恐れて挑戦するチャンスを自分から諦めてしまったり、否定されることを嫌って議論の中で自分の意見を強く言えなかったり、他の人に自分の悩みを相談することができなかったり…。(ほかにもたくさんの悪いところがある)

これが、完璧主義の悪い部分な訳ですね。つまり完璧主義の人は、否定されたくないという思いが人一倍強く、「自分ができないことや評価されないことには挑戦しない」「相談せずに自分1人でやろうとする」というマインドが刷り込まれています。

完璧主義の攻略法:不完全でもアウトプットする勇気を持つこと

巷ではよく、「完璧主義よりも完了主義だ」と言われています。完了主義は、とりあえず60点でも良いから完成を目指す、そこからフィードバックを受けて70点、80点と点数を上げていく考え方です。最初から100点を目指して自分が100点だと思えるまで人に見せようとしない完璧主義とは全然違う考え方ですね。
社会に出て仕事することにおいては、はっきりいって完璧主義よりも完了主義の方が正しいです。マーク・ザッカーバーグも言ってたし間違いない。(学業や資格試験では完璧主義が良いこともあるので、そこが学生と社会人の求められる能力のギャップですよね。)

とはいえ、完璧主義の人は評価されたい生き物ですから、世間一般で「良いとされていること」を吸収したいと考えている人が多いと思います。なので、完璧主義の人の中でも勤勉な人は、完了主義の方向へ動こうとします。

その中で、完璧主義の人がぶち当たる障壁は、「こんな不完全なものを見せて否定的に思われないだろうか」という不安です。これまで褒められてきた成功体験では自分が完璧だと思えるものを提出して、評価されてきた経験が積み重なっていますので、納得できるレベルでないものを見せることに抵抗があります。完了主義が正しいとわかっていても、怖い!

まあ、でも結局は、必要なのは「勇気」です。これは、目をそらすことができない事実だと思います。不完全でもアウトプットする勇気が、完璧主義の人には必要です。そしてそれを身につけるためには、結局は勇気を出した経験の「数をこなす」しかないんだと思います。月並みなこといってすみません。

自分は大学時代までは学内で与えられた課題や課外活動のゲーム制作は妥協せずに真面目にやっていましたが、自分の活動を学外へ発表したり、学外で開催されるコンテストに参加することにはあまり積極的ではありませんでした。単純に勇気がなかったからです。

そんな自分の殻を破るきっかけになったのが、大学3年の時に友人に誘われてソフトウェアアイデアコンテストに参加したことでした。企画はほとんど友人が考えて、自分はアプリのイメージ画像を描いたり、企画書のデザインを整えただけなんだけど、はじめて何か挑戦した体験だったと思います。(そのコンテストは2次審査で落選してしまいました。)

そこからは、「次に挑戦するハードルが下がった」ような感覚がありました。1人でコンペに応募してみたり、バイト先の塾の合宿イベントに参加志望してみたり…。やっぱり挑戦するハードルが高いのって最初だけで、それを乗り越えてみれば次からは階段を登るような感じだと思いました。

と、自分語りをしてみましたが、挑戦する最初のきっかけは友人に誘われたことでした。友人が僕を誘ってくれた理由は、学業や課外活動から見た妥協できない性格、つまり完璧主義なところを見て信頼してくれたからだと思っています。

「完璧主義よりも完了主義」と言われるけども、完璧主義な人にも良いところがあります。自分の長所は長所として保持したまま謙虚に努力するべきです。その一方で、「挑戦心のなさ」「相談できない」といった短所は、不完全でもアウトプットする勇気を持って、克服していきたいですね。

余談:この文章も、ひとつの拙いアウトプット

こういった長文を公開するのって、人生で初めてです。
今までの僕だったら、文章を書くのって苦手で、それを人に見せるなんていうことは絶対やってこなかったと思うんだけど、これも一つの挑戦ですね。
つたない文章かもしれないけど、誰でも最初はヘタクソだから、と言い聞かせて、無理やりでも完成させることにしました。

文章を書ける人ってすごいですよね。昔、大学の授業のテストで、制限時間90分で「400字で論述せよ」って問題が5問出た時は禿げそうだった。実際あんまりちゃんとした文章書けずにその授業は大した点数もらえなかったなぁ。。友人は「400字は5分あれば書ける」と言ってました。すごいですね。

この文章も気づいたら3000字ほどになってましたけど、何回も書いて、消して、書き直して、気づけば4時間もかかってます。こだわりって簡単には治せないものですね。でもアウトプットを続ければこの先慣れて早くなっていきますよね。きっと。

最後に、この文章を書こうと思い立ったきっかけについて。
いしかわゆきさんの書く習慣という本がきっかけでした。
この本では、文章の書き方のような堅いテーマではなく、文章を楽しく書く方法について述べられていました。今まで文章なんて全然書いたことなかったけど、この本を読んでいると、自然と自分もやってみようかなってなったので、おすすめです。
kindle unlimitedの対象になっていたので、サブスク代月額1000円払えば無料で読むことができますよ!ぜひ。

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