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プラハでの最初の1週間#2

Bílá hora 1620 rekonstrukce bitvy

日曜日にはBílá hora 1620 rekonstrukce bitvyというイベントに行ってきました。
年に1回あるイベントで、観光客はあまりおらず、ローカルの家族連れが多いイベントでした。

なんのイベントかというと1620年に起こったBílá hora(白山の戦い)を本格的に再現するショーです。この白山の戦いは三十年戦争初期の戦いで、オーストリアのハプスブルク家(カトリック)vs ボヘミアのプロテスタント(フス派)の戦い。
簡単にいえば、オーストリア軍 vs チェコ軍です。世界史は専攻してなかったので、付け焼き刃の知識。しかも、このイベントに当日誘われたので、この基礎的な知識も知らずに行って、帰ってきた後に結局あの戦いはなんだったんだ…?と思って調べた(笑)
Bílá horaは土地の名前で、このイベントが行われた場所の近くにあってトラムの終点にもなってます。今はBílá horaは家が立ち並んでいるので、少し離れたこの公園で毎年やっているそうです。


ハニーワイン

すごく寒かったので、ショーが始まる前にハニーワインで体を温める。

チェコ軍が配置につく

すごく広い公園でイベントが行われていたので、規模のデカさと本格さにびっくり。演ずる人の数も結構多い。衣装や大砲、鉄砲も本格的。こういうショーをする団体がたくさんあって、このイベントは一番大きなもので色んな団体が一つに集まっているらしい。

戦い開始

奥がチェコ軍で、手前がオーストリア軍です。鉄砲や大砲の音が結構大きくて鳴るたびにビクッとしてしまう。赤ちゃんや子どもは全然平気そうで、プラハっ子は小さい時から肝が据わってるんだな〜と感心。

槍兵


騎兵隊もたくさん

他にも槍兵や騎兵隊も行って馬が走って騎馬上で剣を交わしていたり、本当に大迫力。1時間のショーだったけど、ずっとハラハラ、ドキドキ。

気になる結果は、チェコ軍の大敗。ショーはここまでですが、歴史は続きます。チェコ軍の敗退の後、オーストリア軍つまりハプスブルク家の弾圧に苦しめられます。チェコの人々はカトリックに改宗しなければ強制的に国外追放。それに加えて公用語をドイツ語にし、チェコ語の使用を禁止。ハプスブルク家はチェコの文化を抹殺しようとしたのです。また、この後の三十年戦争で、プラハ・チェコはカトリックとプロテスタントの戦場になって苦しめられます。学芸の都で栄えていたプラハが一変。悲しい歴史。

Bramboráky
Langosě

気を取り直して周りの屋台でチェコの屋台飯を堪能。上の写真はBramborákyと行ってハッシュドポテトみたいなものです。上に玉ねぎのピクルスが乗っていて、それがいいアクセントになっておいしい。下の写真はLangosěといって平たい甘くない揚げパンにマヨネーズかケチャップとチーズをかけて食べるもの。揚げパンが結構ガツンとニンニクが効いていてgood。でも予想以上に大きくて苦戦して食べました。

二郎が食べたくてもやしを探す旅

日本の友達と電話で二郎系ラーメンの話をしていたら、猛烈に二郎が食べたくなったけど当たり前にプラハにはラーメン二郎がない。普通のラーメン屋ならあるけど、それはもの足りない私は二郎を自作することを決意。早速、材料を手に入れるべくスーパーへ。しかし、キャベツとニンニクはあるけど肝心のもやしがない!!!!どこのスーパーにもなかった。一応、プラハでもやしが買えるような場所はないかと探してみたら、アジア系の食品店ならありそう。とにかく、手当たり次第にアジア系の食品店へ行ってみることに。スメタナホールの近くにある韓国の食品店にはなかった。次にちょっと遠かったけどJana Masarykaの近くにあるThai's Asian Foodというお店へ(事前にもやしがあるっぽい情報をゲットしたので)そしたらあった…..!!

もやし

でも、量が少ないし、30コルナ(170円くらい)。マジで日本の10倍の値段。
もやしなのにプラハでは高級食材なのか……でも二郎を食べたい欲に抗えず購入。まあせっかくここまできたし。

麺とスープを本格的に作るのは今度にして、リュウジのYouTubeでインスタントラーメンで作るレン二郎というのがあったので、最初はインスタントで作りました。
でも肝心の肉を買い忘れてただの野菜マシラーメン….

完成したレン二郎

麺が二郎感なくて物足りなかったけど、ニンニクがいたから二郎の雰囲気は味わえました….!!今度はしっかりスープから作った本格二郎を挑戦できたらいいな。

他にもケータイの回線を契約したり、銀行の口座を開設したり、ファーストフード店に行ってみたり、いろいろあったけど、まあこんな1週間でした。




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