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「空へ」

あの空と同じ色の布を纏って
誰もいない屋上に立てば
僕は空になれるだろうか

もしもここから飛び立てば
そのまま空に溶けるだろうか
それとも地面に真っ逆さまか

落ちて横たう僕の身体は
やっぱりあの空色なのかな
まるで空を映す水溜りみたいに
いつしか消える 誰にも知られず

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