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ロックダウン緩和...ロンドンの新しい日常!?

パンデミックによりロックダウンされてから約3か月たち、この間イギリスの新規感染者数は順調に減り続けました。とはいえ、まだ今も毎日数百人単位で増え続けているのですが。ロックダウンは段階的に緩和され、6月27からはパブも再開し、一見したところ生活は元どおりになったかのよう。

でも、久しぶりに出かけたロンドンは、まだまだ非常時のままだな、という印象を受けました。
まず、地下鉄の駅にほとんど広告が出ていません。以前だと、ミュージカルや映画などの大きな広告ポスターが貼られていて、そこにロンドンらしさを感じていました。今は劇場が閉鎖されて広告の出稿がほとんど無いため、ロンドン交通局がもともと設置している「足元に注意」の表示ばかりがずらりと並んでいます。公共交通機関内ではマスク着用が義務付けられるようになったので、ロンドナーたちもマスクをしています。

飲食店は、見た目では半数くらいが開業していますが、テイクアウトのみや、屋外テーブルのみでの営業など。半屋外タイプのフードマーケットも、客同士の距離をとるため座席の一部をテープで封鎖し、「このテーブルに6人以上同時に着席しないでください」と表示されていました。

繁華街SOHOでは、車両進入禁止の細い道路が多いため、道路にテーブルを出して営業している飲食店がたくさん。路上が人で溢れていて、一見すると楽しそうですが、明らかに過密になっているのでヤバイ感じがしました。

長らく閉鎖されていた美術館や博物館も、7月末から段階的に再開していくようです。今後の入場は事前予約制になるので、訪問のハードルは上がりそう。でも、イギリスは常設展なら基本的に入場無料で、これは重要な観光資源の一つとなっているので、オープンしないわけにはいかないでしょう。月猫も、美術館に行けないこの4か月は長かったです...涙

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こんな風に、お出かけの楽しみ要素はぐっと控えめ状態で蘇り始めたロンドンですが、歴史ある街並みの美しさは不滅です。今回は、このテムズ河畔の風景が一番の収穫だと思いました。

当のロンドナーたちは、観光客の少ない街中で、逆にリラックスして過ごしているように見えました。パブでビールをテイクアウトし、テムズ河畔に座って談笑している姿があちこちに。
夏休み、ヨーロッパ諸国からの観光客が増えると、街中の雰囲気ははどう変わるのでしょうか。
この夏の過ごし方を、まだ決めかねている月猫です。

読んでいただいてありがとうございました。これまで単発で書いていたイギリス日記を、これからはマガジンにまとめて行きます。よろしければまた来てくださいね。


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