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愛ゆえに

小学校6年生の頃から、高校の終わり頃まで
日記をつけていた。


毎日つけていたわけではないけれど、
気づけばものすごい数の冊数のノートが部屋に溢れかえっていた。


大学生になって、まあまあ幸せで
まあまあ忙しくなってきた頃に、全て捨てた。



日記の内容の大半が、忘れられない人についてだったので


連絡をとることがなくなってから、6年以上も、

生きてるのかすら定かではない相手を思って

気が向いた時につらつらと
ああでもないこうでもないと 書き連ねていた記憶。



超ダサくて笑える



今年28歳になるんだろうな、生きてたら。


死んでてほしいな。

悔しいから、誰とも結婚していてほしくない



決して好きとかいう感情はなくて

呪いのような、それが一番近い言葉かな



見たことも触れたこともない相手なのに馬鹿らしい



きれいな思い出として、
ほぼフィクションのような、嘘のようなこの経験を


他の誰かを愛することで消えるなら
13年間もわたしは頭を悩ませてなどいないはず




わたしの中で彼は、とっくにもう死んでいて、

とっくにもう、生きていたとしても
わたしの中で価値のない人間で

わたしの心を完全に破壊して逃げた、大罪者




わたしはこの手で彼をころしたい。


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