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あまりにも短いのに、あまりにも濃い日々の贈り物だった。



去年の今頃から一緒に暮らしてきたルドが、
昨日、向こうの世界へ旅立ちました。

原因は、飼い始めた頃から患っていたであろう感染症でした。

症状が酷くなり病院に連れていきましたが、
その病院での体験がよっぽど怖かったようで、
その日から体調を急激に崩し始めて、
3日後の昨日、息を引き取りました。

最後の最後、ルドは私の手の中におさまり、ずっと目を見てきました。

私に何かを伝えているようでした。

動物と話せたら‥何度思っただろう。

最後の最後までご飯を食べようと頑張っていたルド。

最後は、とても穏やかでした。

早すぎる別れに、まだ心が落ち着いていません。

もっとたくさんルドと遊びたかった。

ルドのこと、もっともっと撮りたかった。

いろんな遊びや言葉を覚えさせてあげたかった。


ルドは最後に、

私が1番使っていた言葉

「ルドちゃん」を何度も言ってくれました。

力尽きるまで、きゅるきゅると、鳴いてくれました。


私が1番可愛がっていたので、

他の家族との気持ちのギャップがあり、

そこが少し辛いです。

でも、別れの辛さは、その相手を思う気持ちと比例すると、どこかで読んだことがあり、

私にこんなにも、愛させてくれたルドに、

感謝の涙が今も止まりません。

ルドは本当に可愛かった。

ちゅるちゅるキラキラしたおめめに、

ふわふわの身体、

私の指にとまるときの温かい脚。

そして私の大好きな、ルドの匂い。


どれも大切すぎて、絶対に忘れたくありません。

過ごした時間は短くても、

繋がりは誰よりも強かったと感じています。

まるで、相棒のようでした。

けれど、そのせいで、
私は、自分に罪悪感があります。

私自身の体調は、ルドにも少なからず影響を与えてしまっていたと思うし、

気分変調症の飼い主が育てるのは、

とても不安定なことだったんじゃないかと、自分を悔やみます。

私が辛い時、泣いている時、

ルドはよく私の顔の近くに来て、

くちばしで優しくほっぺをつついてくれました。

私がルドを可愛がらなきゃいけない立場なのに、

ルドの方が、お父さんのように私を可愛がってくれていた気がします。


あぁ、忘れたくない。絶対に、

この愛を、感覚を、暖かさを、
忘れたくないです。


ルド。

またいつか、会えるよね。
会いたいよ。
もう会いたい。
寂しい。

ルドが1番大好きだよ。
小さな体のなかに、大きな心があったルド。

無条件の愛を教えてくれて、
本当にありがとう。

ありがとうしか出てこなくて、
ごめんね。

もらってばかりだった。
本当に。

癒しも、笑いも、幸せも、
私がもらってばかりだった。

忘れたくないよ。

ずっとずっと大好き。

どうか今は、

そちらで、ルドの大好きな温かい場所で、

ふわふわと、楽しく羽ばたいているといいな。

どうか幸せでいてほしい。

私はまだ、そちらにはいけない。

ルドの分も、生きたいと思うから。

でも、いつかそちらにいったときには、

また、ほっぺを撫でさせてね。


本当に本当にありがとう。

いつまでも、1番大好きな私の家族。

ルド。


どうか、安らかに。










ルド、

あなたのいないあなたのお家は、

とても寂しそうだよ。

ルドがよく居眠りしていたぶら下がり棒は、

大切に私の部屋に飾っておくね。

夢で会いに来てくれたら、

一緒にそこで寝よう。



ありがとう、ルド。

これからもずっとずっと、

1番大好き。




Hairu.2024.6/12.