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【妊娠期】救急車に乗って転院

この記事は【妊娠期】突然の切迫流産の続きです。

いつどうなっても、おかしくない状況になっていた私は、個人病院からNICUの設備がある病院へ転院することになりました。

突然の転院

といっても、NICUのベッドの空きがない病院へ転院することになってしまったのです。候補の病院が2つあったのですが、どちらも空きがない状態でしたが、もし何かあったときに少しでも対応できるようにと、転院することになりました。入院だけでも突然の出来事で、生活が一変したことに抵抗やストレスを感じていたのにまさか転院になるとは思ってもいなかったので、かなり衝撃的でした。

このとき子宮頚管の長さは13ミリ。

一般的に3.5~4センチほどと言われている子宮頚管が24週の時点で13ミリです。前回の記事にも書きましたが、短くなる自覚症状は全くなく、特に激しく動くわけでもなくベッドから出るのは、トイレ、洗顔、歯磨きくらいで、お風呂さえも毎日入れないような状況で、じっと耐え忍んでいるのにも関わらず何故か短くなってしまったのです。

かなりドキドキしながらも、着々と転院の準備は整い、人生初の救急車のお世話になる事に。痛いところは全くないので、ただただ初の救急車にドキドキしました。私のドキドキした顔が、とても不安でかわいそうに見えたのか、付き添いの助産師さんが仕切りに大丈夫ですよ!と手を握ってくれました。自覚症状がまったくなく、そこまでの事態だと思ってない私は、そんなに心配しなくても大丈夫なのになーと、またのんきな気持ちでいました。

転院先では状況を聞かれたり、赤ちゃんの心音を測ったり診察を受けました。まだ赤ちゃんが小さいので心音を取るのがかなり難しく、結構時間がかかりました。色々やってかなり疲れていたのですが、この時点で9日間シャワーを浴びれていなかったので、それもまたストレスになるし不潔な状態も良くないとのことで、シャワーの許可が下りたのですが…

喜んだのも束の間、転院先の病院がかなり古く、改装工事もやっているようでしたが産科の病棟は古いまま。綺麗な個人病院との差にギョッとしました。

個人病院にいたときは、大部屋だったものの他に入院している患者さんがいなかったため、かなり快適に個室かのように過ごしていたのですが、今回の病院では二人部屋ですでにもう一人入院されている部屋でした。

愚痴になってしまいますが、この相部屋になった方が、かなりのクチャラーでした。自覚が多分なく悪気もなく自然にやってしまっている事だとは思いますが、自分の人生でここまでのクチャラーとは出会ったことがない!ってくらいのクチャラーで、思わずクチャラーについて必死に検索してしまうほど気になる存在になってしまいました。もちろんストレスです。更に話し声がかなりでかくて、時折ほかの部屋から妊婦さんが遊びに来ていたのですが、他の妊婦さんの大悪口大会を開催していたため、新たなストレスの要因となりました。急遽旦那にイヤホンを持ってきてもらって、ご飯の時や人が来た時は好きな音楽を聴くようにしていました。あとはゲームも。アリアナグランデとペルソナには感謝しています。

この病院では、点滴のルートをとるのがちょっと苦手な方がいて、失敗回数もかなり増え、採血も頻繁にあったためかなり辛かったです。一人とても真面目で優しいタイプの助産師さんがいて、親身に話を聞いてくれたのは、たいへん助かりました。いい年こいてかなりの人見知りなので、あまり打ち解けるのが苦手な私の話を一生懸命きいてくれたのがとても嬉しかったです。

しかし、転院してしまったことにより、自宅から離れてしまったため一番の心の支えにしていた、旦那の毎日のお見舞いか難しくなりました。そして今でも恨んでいるお見舞い問題が勃発しました。

お見舞い問題勃発

私は旦那のお見舞いは嬉しくて毎日でもきて欲しいと思っていましたが、それ以外の人のお見舞いは嫌だったのです。お風呂に入ってなくて本当に汚い自分を見られたくないのと、気を遣ってしまうので、それが赤ちゃんに影響するのでは?と思っていたからです。これから切迫流産もしくは切迫早産の人のお見舞いに行こうとしてる旦那さん以外の人!お見舞いにどうしても来て欲しいと言われてない限り絶対に行かないでください。迷惑です!!!無事生まれてから会いに行ってください。しゃべってストレスが発散できるタイプの妊婦さんならお見舞いに行ってもいいかもしれませんが、私は違いました。

本当にとにかく旦那以外のお見舞いが嫌だと、旦那に説明しているのに、何度も旦那の親族がお見舞いに来たがっていると言ってくるのです。断ってくれとかなり強めに行っても、その親族の心が弱いから強く言えないと。じゃあその親族の心と、てめぇの赤ちゃんの命どっちが大切なんだ!と言っても通じなくて、ネットで切迫流産、切迫早産のお見舞いがいかに嫌かまとめられているサイトを探し、そのURLを旦那に送りつけたのでした。この時ばかりは旦那を宇宙人だと思い恨みました。よく妊娠中の恨みは絶対に忘れないと言いますが、子供が2歳になった今でも、この時の恨みは忘れていませんし、ハラワタが煮え繰り返るほどの怒りが込み上がってくることもあります。妊婦に一番悪いものはストレスです。これは普通の妊婦さんも同じ。ましてや切迫流産、切迫早産になっている妊婦さんは、余計過敏になっています。私もかなり過敏になっていました。

この時かなり心が病んできていたのか、日中は壁に貼ってある犬のカレンダーの写真の犬と見つめ合うことが多くなっていました。様々なことが重なり、この病院にいるときのストレスが本当にすごすぎて、変な現象に見舞われることになったのです。


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