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ベーシックアイテムを別の見地から表現したのがアフォータブルアイテムという言葉です。#610

アフォータブルアイテムって、お客が躊躇しないで買う商品のことやで。
別の表現をしたら、すぐに飛びつけて、買うって行為が冒険とは思わへん品のことやねん。

電車の切符、週刊誌、タバコなど、普段何気になく買っている品がアフォータブルアイテムの典型やで。

当然、アフォータブルプライスやねん。
お金を払うっていう意識も軽く、買ってまう商品やねんから。

その条件って、プライスが低いことやねんけど、それ以上にその価格への信頼感のあることやで。
価格への信頼感が、実は店への信頼感やねん。
格好よう言うたら、ストアロイヤリティの大部分を形づくるねん。

あそこの店で売られている品物はだいたい1000円前後とか、3000円前後ってという絶対的信頼が、ストアイメージの中身で強力なストアロイヤリティが出来上がるねん。
言い換えたら、値札を見ないで買ってもらえる状態のことやで。

よく売られてるナショナルブランドの場合って、品質はアフォータブルアイテムみたいなことが多いねんけど、プライスはアン・アフォータブルってことがよくあるやんな。

こんな品目こそ、チープで売るか、新しくショップブランドに切り替える必要があるんやで。

リーズナブルプライスは、アフォータブルプライスと違うで。
間違わんとってや。

リーゾナブルプライスは、無駄な多数の性質を商品に与えたために、どんだけ余分なコストをかけても「原価を積み上げただけ」(過剰な利益をのせていない)っていう意味の、作る側の論理でいう「合理的」価格やねん。

アフォータブルアイテムは、迷いやためらい、不安がない買い物をもたらすねん。
1)用途(正しくはTPOS)が絞られていること、
2)品質・機能が実際の用途上で安心できること、
3)プライスポイントと売価上限が低く、かつ一定なこと
4)価格帯が狭いこと

グッドバリューを持つ品と同意語やねんで。

大事なのは、
5)これって思う商品が、すぐに2~3品は見つけれる陳列になってることやねん。

コンビニの場合はどれにしようかと考えているだけで2分は経ってまうから、選ばへんでもいいように、一TPOS、一品目が通例になってるんやで。

小売業やフードサービスでは、3つの中から好みで選びたいのに、よう似たものが5つから10もあるやん。ほんで、価格もいろいろやんか。

これでは選びにくいやんな。
そやから、アフォータブルと違うねんで。

チェーンストアはこのアフォータブルっていう条件の品揃えがよう出来てるやんか。
ディスカウンティングフォーマットって、この点を特に研究しているから、人気があるんやで。単に、安いだけと違うねん。

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ほなねー

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