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適正規模とは #361

客が豊富やと感じる売場面積、メニューの範囲を意味するねん。

最も大事なことは、「客が」であって、決して売り側や業界常識ではないねん。
まして納入業者側の考える豊富さと違うねんで。

それと、「感じる」というものであって、科学的にそうやという訳ではないねん。

科学的な意味で豊富やという場所は、生産されている全てを揃えることになるやんな。
そんな品揃えやったら、お客は決して豊富やと思わへんねんで。

客にとって関心のある品が揃ってるかどうかが問題であって、関心のない品がいくらあっても無駄やねん。 

関心のない品によって、関心のある品が埋没して見えんくなったら、物理的な意味での全品品揃えは、かえって貧しい品揃えとしか受け取ってもらえへんねん。

在庫高が多すぎる場合も同じなんやで。
気つけてや。

例えば、スーツを買う時に、1万円から30万円の売価の幅があるとき、メーカーのショールームとしては豊富やねんけど、自分が着るためのスーツを買うという前提に立ったら、豊富であるとは言えへんやんな。

欲しいモノが見つけ難いし、面倒で嫌な品揃えと受け止められるねん。
5万円前後のスーツを買うつもりやったら、その周辺の価格にどんだけぎょうさんの品揃えがあるかどうかが、関心の的になるはずやねん。

そうやとしたら、ほんまの意味での豊富な品揃え、適正規模の考え方は、商品ライン単位で構築されるべきってことになるやんか。

適正規模は、変化すんねん。

同じ季節の中でも前期と中期と後期に分かれるし、四季ごとにも違うし、同じ商品分野でも去年と今年は違うやん。

目安を知りたい場合は、店数を急速に増やしている企業の例を見るのが手っ取り早いねん。

そやけど、自社の商品政策ごとに、それぞれは確実に計算せんとあかんし、その計算に基づいて、適正規模が常に確保されてないとあかんねんで。

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ほなねー。

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