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note書き方座談会

わたしが書けるのは、何かが「降りてくる」感覚を感じたときだけだ。
何が降りてくるのかって、切ない。嬉しい。とか言葉として頭に浮かぶ感情から、胸が締め付けられて痛いとか鼻の奥がツンと痛くなるとか喉の奥がギュッと苦くなるとか文字にもならない身体の反応まで全部だ。その全部を指先から「下ろし」てそれを目に見えるカタチにすることを書くと思っている。
って、クリエイターみたいなことを言ってみるけど、わたしの書く理由は、素晴らしい作品を作るというよりかは、胸や頭の中で燻る、端的な言葉で伝えきれない複雑な感情をどうにかこうにか文字にして誰かに分かって欲しいという欲望だけだ。

でも最近、「書きかた」について考えるようになった。色んな人のnoteを読みながらこの人はこうやって書いているんだろうなって想像したり、タイプ別に分類してみたりしている。
例えば、文章が曲のように頭に流れる「感覚タイプ」と積み木を絶妙なバランスで組み立てていくように、優れた構成力とバランス力で「組み立てる」タイプ、膨大な情報を上手に整理整頓できる「プレゼンタイプ」とか。それにこの人はこのタイプぽいなと分類した上で読むと、その作品でいちばん言いたいこととか、これはすぐに書けた部分だろうなという想像が出来てもっと読むのが面白くなる気がする。
みんなの書き方を知ってみたい。

ということで、勝手に「書き方座談会」スタート!!

書くときはパソコン派?スマホ派?

わたしは最初からスマホ派だ。
わたしは何かを書くときはとにかくスピード勝負だと思っている。言葉やアイデアは生もので、頭に思いついた文章をCDを流すように書き留めていかないとすぐにどこかへ消えてしまう。
だから、タイピングがそんなに早いわけでなく、普段文章を打ち慣れている方を選ぶとスマホ一択になってしまう。
そういえば、noハン会の翌日のランチ会でこの話をした時にあゆみさんが、「スマホの方が脳から直結してる気がする」って言っていたのに、なるほどとやけに腑に落ちた。
ちなみに駅のホームにいようと電車に乗っていてもカフェでも友達にLINEを打つ感覚で文章が書けるのもスマホのいいところ。
でも、わたしのスマホはiPhoneだけど、iPhoneでインストールできるnoteのアプリよりも、パソコンで開くnoteの方が改行とか目次機能とか便利な機能が多くて書きやすいことを最近知った。

みんな書くときはパソコンとスマホどっちで書いているんだろう。

noteを書くときは音楽を聴く?

わたしはもっぱら音楽を聴く派だ。
思い返せばわたしは無音で集中が出来ないタイプで、受験時代も勉強をしながら音楽を聴くのが平気だった。
でも歌詞に引っ張られたくないからクラシックや二胡の曲、映画とかドラマのサントラを聴く。
そして絶対にイヤホンで聴くことにこだわりがある。
それはさっきのスマホで書く方が脳から直結する理論と同じで、周りの音が遮断された状態で音楽を直接鼓膜に流し込むことで脳を直接揺さぶっている感覚になるからだ。
これもnoハン会のランチ会で話したけど、無音で書いたり、雨の音とか生活音を聴いたり、むしろ生活音をYouTubeから流したり、とみんなそれぞれ自分のやり方をもっていた。

どうやって書く?

例えば小説を書くときはどんな順番で書いているんだろう。わたしは、恥ずかしいけど文章の構成を立てることが苦手だ。いつも思い浮かぶのは一つのセリフとか場面だけで、まずそのシーンを頭に浮かぶままに流れるように書き留める。それは
大抵曲でいうとサビや冒頭のことが多いから、そこからAメロとかBメロで帳尻を合わせる作業をする。だから登場人物がどうなるかやどんな感情で描かれるかは全てサビを書いた時のわたしの感情次第だ。
エッセイも小説も順番に書けない。
頭に流れてきた表現や言葉をただ書き留めた下書きを付け加えて編集してやっと一つの作品になるから、きっと付け加えたり動かしたりと、後から書いたものの編集が出来ない「原稿用紙にペンで書く」やり方しかない時代だったらわたしは書くことをすっかり諦めただろう。

結局はそれぞれ自分のやり方だって思うけど、もっと表現をする可能性を試す為には、色んなやり方を試してみるのがいい。
わたしはもっと表現のパターンが欲しいんだ。
もっと心で燻る感情を鮮明に文章に表す技術が欲しい。
もっと誰かのnoteを読みとく技術が欲しい。
せっかくわたしのタイムラインには、その表現や技術が欲しいくらい魅力的なnoterさんがたくさんいるから。

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