マサイの人々

風が吹いただけでも幸せなんだって。

素敵だと思った。

私利私欲に走るのではなく、物質的な物に幸せを感じるのではなく、今の状態、現状にただ心を躍らせ、小さなことに幸せを感じられる心の豊かさに私は胸を打たれます。

どうしてそんなことができるのかというと、

マサイの人々は命の重さを知っているからだというのです。

今日まで元気だった人が突然虎に襲われ命をなくすことがあるけれど、
それがマサイの人々には日常で、次の日にはもうみんなは普段通り。
それが大切な人だったとしても、当たり前かのように人々はまた今日1日を感じながら生きるのです。

私はこの話を聞き、

いつのまにか人間は、一番強者だと勘違いし、自然を無視して傍若無人な振る舞いをしているな、わがまま勝手に生きているなと気付かされました。

純粋な心、忘れたくはありません。

障がいをもっている息子もそうだけど、

戦争の怖さも地震の怖さも。
何より人間の怖さをも知らずに、今日与えられた1日を精一杯に、笑ったり泣いたり怒ったりしながら生きてます。

そんなことを横目に私は彼らを美しいなと思うと同時に、人間のあるべき姿について教えられます。

本来あるべき姿とは何か。

多くを望まなくてもいつだって人は幸せになれるんだということを学びつつ、自分の中の心の傷が浄化されるのを同時に感じました。

平和が何よりの幸せです。

そのためにできること。

それがとても大きな課題に感じました。

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