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自分の歩み方で、(ココア共和国に作品を掲載していただけました。)

去年の秋、およそ30年ぶりに詩を書き始めました。
学生時代、言葉を紡いでは商業詩誌に投稿したり、コンクールに応募したりしていました。特に当時あった商業詩誌「詩芸術」には毎回投稿し掲載していただきました。いただいた講評の言葉を大切に、ご褒美のようにたまにいただく賞が大きな励みでした。

生活の中でいろんな辛い出来事が重なり、ペンを執る気力もないまま、長い月日が流れました。
人生も後半になり、なにも残せなかったという思いでいっぱいになりました。

いったい自分は何がしたかったのか、と自分に問い続けました。そして、とりあえず原点に戻ろうと思いました。言葉を紡いでいた遠い昔、死ぬまでに一冊の詩集を残そうと思っていました。それだ!
そして、細々と詩作をまた始めました。

あの頃、同じ詩誌に作品を書いていた人々が今、日本の詩壇を引っ張っていることにも気づきました。私は立ち続けたままだと悲しい気持ちになりましたが、そんなことはどうでもいいのだと思うことにしました。
自分の歩み方で、無理なく歩んでいけばいいのだ。振り返れば、足跡がついているはずだし、前を見れば自分の歩くべき道が見えてくるはずだと。

とりあえず、どこかに投稿することにしました。
ココア共和国という名前を最近よく目にする事があり、1月末とりあえずそこに送ることにしてみました。

その結果、4月号、5月号に佳作として選んでいただきました。再出発。佳作で上等!選んでくださった選者の方々に感謝でいっぱいです。
評価されることは考えず、自分で納得のいく作品を書けるよう自分の歩き方で歩いていきます。

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