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329【教育は負けない。】

教育は負けない。

どんなに経済界の要望があろうとも、子どもたちの幸せのために何ができるか?現場の教師たちは、ずっと考え続けている。子どもたちと一緒に悩み考え、常に学び続けている。アクティブというのは、単に能動的になるということとは違う。

学び続ける

学び続ける人を育てる学修と考えている。

人が学ぶ意欲を持って学び続けるには、3つの要素が必要である。
①自己決定感
②有能感
③他者受容感
(「岩手県立総合教育センター」桜井茂男より)

あらゆる場面において、この3つの要素にバランスよく触れなければ、学び続けることはできない。これを私は学びのトライ-アングル理論と名づけている。

自己決定をさせても、他者に成果を共有し、受け入れられていると感じなければ、有能感は積み重なっていかない。
逆に、他者に成果を共有させても、それが自分自身で決めたものと感じなければ、有能感は得られない。
たとえ、自分はできるという有能感があっても、それが他者に受け入れられなかったり、自分で選択する機会が与えられなければ、無意味である。

教育現場においては、学び続ける人を育てるとすれば、この3要素をいかにバランスよく設定していくかが重要だ。決して、学習規律を徹底するとか、全学年系統立てたノート指導とか、指導に一貫性を持たせるとか。そんな形だけの学力向上策ではない。そんなものをいくらチームで取り組んだとしても、単なる押し付けで、自己決定感も有能感も育っていかない。一時、漢字が書けたくらいで、成績は上がるかもしれないが、生きた学力にはならない。今回の目玉であるアクティブ・ラーニングではない。単なる主体性とか、能動性とかいう言葉に踊らされないでほしい。では、どうやって3つの要素を育むのか、より具体的に説明していく。つ・づ・く・・・

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