モイモイまかない ~実験めん~
東方行でついつい長居をしてしまうのは、店内にギャラリーがあるからです。その名も「麺ギャラリー」。別に展示会をしているわけではなく、其の一が個人的にギャラリー化しています。
日本のうどん、ラーメンたちに挨拶した後、蝦子麺、全蛋麺、油麺、炒麺、素麺、陽春麺、青田麺、奶油麺、刀削麺、上海麺、伊麺、河粉、幼麺、蘭州拉麺、豆麺、麺線、河粉、粉干、紅薯細粉などなど、食べたことがある麺から初見の麺まで、店内の一角を占めるバラエティ豊かな麺たちを、漢字で想像&妄想しながら、じっくり鑑賞します。
このギャラリーのよいところは、手にとって買えることw。即時販売も兼ねているのです。今回は、ギャラリーの上部にあったこの麺が気になって買ってみました。
カリカリな広東風な小麦スティック。広東なのに中国ではなく、なぜフィリピン産。なぞ多し。
調べて分かりました!フィリピンではパンシットカントンという、名前の中華風(広東風)焼きそばがソウルフードとして親しまれており、これはパンシットカントン用の麺だったのです。
其の一は、この麺を見た時、即座に長崎皿うどんを想像してしまい、麺の太さが気になりつつも少し温めた麺を皿にあけ、豚肉&シーフード&かまぼこ各種野菜のあんかけを上にかけました。
太いカリカリ麺は口から勢いよくはみでる上、麺というよりクッキーをポリポリかじっているような感覚が(甘いわけではありませんヨ)。麺&あんかけに外れはないので、最後までおいしく食べましたが、これでよかったのか?と気になり、パンシットカントンのレシピを調べてみました。肉や野菜をよく炒めた後、醤油などで汁を多めにし、そこに麺を投入してふやかす、というのが正しいようです。
なるほどー。ということは…。小さい頃、日清チキンラーメンをベビースターラーメンのようにバリバリ食べるのが好きだったんですが、そんな感じで食べちゃった? と書いて、カリカリ麺の食感がベビースターラーメンに似ているということに気づきました。
というわけで、この麺は汁たっぷりの具に投入して、あんかけにしないようにしましょう。
このようにモイモイまかないは、おいしかった!だけではなく、実験的まかないもお知らせしております。
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