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12月18日(金)手術についてまた悩む

先週金曜日に病院から帰ってきてからねねちゃんは日曜日までほどんどの時間を寝て過ごし、まったく食べなくなってしまった。下がったとはいえヘマトクリット値はまだ正常範囲内にあったが、血中の新しい赤血球は減少し体調としては悪化傾向にあるためこのまま状態が悪くなっていくことが懸念された。しかし月曜日になると調子を取り戻してごはんを食べ始め、よく遊ぶようになった。普段採血のみの受診の際には採血が終わったらねねちゃん家に連れ帰り、私だけ病院に戻って結果を聞いているのだが、先週は腹部エコーもすることになったために病院滞在時間が長時間になり、疲れてしまったのではないかと思われる。

うちは病院からとても近いので”採血が終わったら返してください!!”と言うことができるが、他のうちの子たちはそういう訳にいかないので病院で長時間怖い思いをしている子が多いだろう。犬はわりと平気そうだが、吠えまくっている犬がいる中に取り残される猫たちはかわいそうだ。しかも先週帰ってきたねねちゃんはエコーのゼリーなのか病院の匂いなのか、ものすごい匂いを発していた。100%天然の毛皮にあんな匂いがついてしまった動物たちのストレスを考えるといたたまれない。飼い主と一緒に待機できる個室をつくるなど、病院も配慮してくれるようになるといいなぁと思う。

ともかく、この1週間のねねちゃんの体調には波があり、口の中の色も薄くなってきている感じがあったので今回も結果を聞くのが怖くて胃がキリキリと痛んだ。私は今日の午前中健康診断を受けたのだが、ストレス性の胃潰瘍で引っかかるのではないかと思っている。

検査結果
ヘマトクリット34.0%と前回の35.0%からやや下がってはいるものの、思ったほどの減少はなくほぼ横ばいで食い止められていた。網状赤血球も少ないものの全くないというほどの状態ではないとのこと。また、その他の項目の数値も大きな異常は認められないため、年内は薬の調整を行わずにこのまま様子を見ることとなった。喜べるような結果ではないものの、一安心だ。

ステロイドの減量が難しそうなので体調が安定しているうちに年明けに脾臓摘出をすることも検討しているが、前回の腹部エコーで脾臓に異常が認めれなかったとのことだが異常がなくても治療効果が期待できるのか、ということを質問してみた。回答としてはやはり過去の症例を見ると脾臓が大きいなどの異常が認められた方が改善をしているとのことだった。また、前回のエコーではねねちゃんの脾臓はむしろ小さかったとのことで、今の段階で手術を検討することは得策ではないとのことだった。
体に異常があるのは嫌なことだが、病気の治療では時としてこのように異常があった方がプラスに働くことがある。ねねちゃんは最後の砦だった治癒を目指す手段を失ってしまった…。どうにもならない悪い状態になってからダメ元で手術をするよりは、いい状態の時にトライできると良かったのだけれど。

とはいえ良いニュースがまったくなかった訳ではない。体重が3.9kgになっていた。7月の発病時には3㎏を切るぐらいまで減っていた体重が回復を通り越して過去最高を更新した。病気になる前もまったく食べなくていつまで生きられるのかと常に心配していたねねちゃんが自分の力でごはんを食べて体重を増やしてくれているのは嬉しい限りである。
ごはんを食べられる状態のまま無事新年を迎えられますように。

この日の医療費
再診料、処方量、血液検査(塗抹評価含む)
内服薬(ステロイド、胃腸薬、免疫抑制剤【シクロスポリン+タクロリムス】)
計 33,352 円

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