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4月23日(金) ちょっと腑に落ちないけど、まぁひと安心

前回の受診時同様、1日に必要なカロリーの3割程度しか食べない日が続いていた。
カリカリの前に行くものの、そのまま食べずにそっぽを向いてしまったり、食べても1粒2粒だったり。。。
日を追うごとにプレミアムフードを食べる量が減って、シーバだけを選んで食べるようになり、仕方なくプレミアムフードの比率を減らしていき、とうとうほぼゼロに。

その結果、食べる量が足りていない、かつ、良質なたんぱく質が得られていないために痩せて骨ばった感じになり、自慢の毛並みがバサバサになってしまった。

多少なりとも栄養剤を与えて必要なエネルギーを補うべきか…。
悩んだものの、“死なない程度には食べられているし、嫌な思いをさせるよりもねねちゃんの生命力に任せよう、それでだめならその時はその時だ“ と腹をくくって黙って見守ることにした。

血色的には貧血が進んでいる感じではなく、体調がとても悪そうという感じはない。
とはいえ、おっとりと動くようになり張り切って遊ぶ様子もなく、体調が良さそうという感じでもない。

貧血のせいではないならば、この食欲低下は何が原因なのか…。
貧血か、腎機能等が低下しているのか、元の食べないねねちゃんに戻っただけなのか。
まぁ病気になるまで少量のササミしか食べていなかったねねちゃんが、ややジャンクなフードとはいえ、自ら進んでカリカリを食べているだけずいぶんましな状況ではあるのだが。

ずーっと“低め安定”の状態であったが、受診2日前から食べる量が増えて活動性が上がった。
前回同様、受診に合わせて体調を調整して“私は元気です!”アピールでしょうか。

受診
いつもの予診は研修医が行っているが、今日は主治医自ら診察。
これまでの状況をお伝えすると“とりあえず体重を測ってみましょうか”となり測定すると…

『4.25Kg』

んん??

増えてるではないですか。
それも前回は4.02Kgだから、230gも増えてるではありませんか。
なーぜー。

相変わらずねねちゃんの体の仕組みがさっぱりわからないが、まぁ減っていないなら体の状態もそんなに悪くなっていないだろうと思い採血の結果を待った。

結果、ヘマトクリット40.9%と前回(45.5%)からがっくり下がってしまっていた。
再生像は全くない訳ではないということのことだが、悪化傾向なのでステロイドの減量はお預け。
今日はステロイドを減量できるかもと思い個人輸入した1㎎錠を意気揚々と持参していたが、残念ながら次回持越しとなった。

医師からは“免疫疾患の子は季節の変わり目はどうしても調子が悪くなりがち。ここ数日調子がいいということなので、それに伴って改善してくるかどうか様子を見ましょう”と話があった。

下がっているとはいえ40%あればしばらくは安心して見ていられるし、ステロイドの減量は細心の注意を払いたいので治療変更なしの判断には喜んで同意した。

が、気になるのは食欲の低下。
看過できないレベルで食べない日もあったのでハラハラと見守るよりは、効果があるかどうか試してみたいと思い、食欲増進剤の処方を依頼してミルタザピンを出していただいた。

ミルタザピンは人間薬ではリフレックス/レメロンという名前で出ているNaSSAと呼ばれる薬効群の抗うつ薬で、人間でも不眠や食欲低下が主症状のうつ病患者に出される比較的マイルドなイメージの薬だ。

とはいえ、必要以上にハイになってしまう可能性もあるし、かつて発情で困ったときに抗うつ薬を飲ませたらボーっとして動けなくなってしまったことがあるので、安易に使うのではなく本当に食欲が低下して困ったときの奥の手として登場させたいと思う。


≪処方薬≫
プレドニン 7.5mg
シクロスポリン 25㎎
タクロリムス 0.2㎎ 1/2包×1日2回
ファモチジン 2.5mg
ミルタザピン 15㎎ 1/8錠×2日に1回(屯用)

この日の医療費
再診料、処方料、血液検査(塗抹評価含む)
内服薬(ステロイド、タクロリムス、シクロスポリン、ファモチジン、ミルタザピン)
計 44,056円

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