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7月9日(金) 受診:発病から1年

前回の受診でステロイドを減らしてから4週間、はじめのうちはハラハラしながら様子を見守っていましたが、良好な状態を維持して過ごすことができました。

この半年で1番調子が良かったように思います。


長らくごはんの量が減って食べに行っても表面を舐めるだけでカリカリという音が聞こえない状態が続いてレメロンを飲ませてみたりしていましたが、この4週間はガツガツとはいかないものの、まぁこれだけ食べていれば合格というライン(必要量の半分程度)をクリアしていました。


検査の結果ヘマトクリット値は41.2%と、ステロイド減量による悪化はなく体調と比例してこちらも良好で一安心。


このところ本猫の体調が良さそうなのはやはりステロイドを服用しているとしんどいんですかね?と主治医に尋ねると、‘’ステロイドで倦怠感が出ているのかも‘’とのこと。



検査結果が良好だったため、今回の減薬について相談。

医師からはステロイドの0.5mg減量を提案されましたが、‘’慎重に刻んでいきたい‘’と0.25mgの減量を希望し、‘’‘飼い主さんが薬を飲ませるのが大変でないなら(5mg 1錠、1mg 1錠、1mg 1/2錠、1mg 1/4錠を飲ませることになる)‘’ということでステロイドを変更するということで一旦話は決着した。


ただ現時点で今後に関して飼い主が考えている以下のようなことをお伝えした。

・ねねちゃんの体のことを考えるとステロイドを可能な限り減らしていきたい
ただ、
・ステロイドとシスロスポリンは個人輸入することができた
・タクロリムスは個人輸入では0.5mg以上しかなく、ねねちゃんが服用している0.2mgは入手できない
・前回会計時に明細を出してもらったところ、医療費の半分がタクロリムスの薬代だった
・恐らく開業医では0.2mgのタクロリムスは扱っていないだろうから、タクロリムスを服用している限り大学病院から離れられないが、なくなれば転院ができた診察料や検査料も下げられる
・転院しないにせよタクロリムスがなくなればすべての薬を自分で手配できて処方料を削れる

将来的なこととしてお伝えしたが、主治医より‘’今回試しにステロイドではなくタクロリムスを減らしてみませんか?‘’と提案された。

タクロリムスを開始してすぐに状態が改善したのでなくしていくことに不安があることも伝えたが、今は数値が良好なので悪化したとしてもすぐに命に関わることはないでしょうと言われ、現在1日2回服用を1日1回に減らし、その後状態が保てていれば2日に1回と中止に向けて減らして行くこととなった。


薬を自分で手配したり、減薬に関して提案したり、病院を変えることを検討したりと医療費を抑えるためにあれこれ考えていることについて、飼い主がどこまでやっていいのかという迷いもあったが、主治医に‘’素晴らしいです。治療を続けられることが重要なので‘’と思いがけずお褒めの言葉をいただいた。

治療を続けて行くための環境を整える必要があること、それは飼い主にとってねねちゃんが今後も長期に渡って生存し続けられる可能性があることを意味しています。

今日、ねねちゃんは発病してちょうど1年を迎えました。

あまりめでたい記念日ではありませんが、命がほとんど尽きかけていたあの時から1年という長い時間を乗り越えてこられたことは飼い主にとっては奇跡的な出来事であり、きたねねちゃんの健闘を労ってあげたいと思います。

そしていつまで続くか、続けることができるのかわからないこれからの日々も、一緒に闘って行きたいと思っています。 


最近暑い日の昼下がり、飼い主は窓辺にリクライニングチェアを持ち出して寝転んでいるのですが、そうするとねねちゃんもいそいそとやってきて写真のようにお腹の上で一緒に寛ぐのがお互いにとっての至福の時間になっています。

おやつがおいしいこと、お外の世界は広いこと、病気に耐えたことでねねちゃんが初めて知ったことはたくさんありますが、またひとつねねちゃんの楽しみが増えました。

これからもねねちゃんの“うれしい”“たのしい”が増えますように。
そんな幸せな時間が少しでも長く続きますように。


≪処方薬≫
プレドニン 7mg
シクロスポリン 25㎎
タクロリムス 0.1mg
ファモチジン 2.5mg

この日の医療費
再診料、処方料、血液検査(塗抹評価含む)
内服薬(タクロリムス、ファモチジン)
計 31.603円

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