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07. 成長とは『負け』の解像度をあげること

月商20万って、多くの人が最初に目標にするところだと思います。
私も、仕事としてやっていくと決め、セラピストの看板を掲げたとき、「まずは月20万。出来たら30万」って考えていました。

【ひとり起業のアンチョコ】
ようやく、月商20万を超えるようになったところまで、話は進みました。       

さて、目標としていた月商20万を超えるようになって。

それでゆとりができたかというと、そんなことは全くない。

明日のことなどわからない。
出たとこ勝負、行き当たりばったり。
ひたすら走り続けるしかない自転車操業で、ゆとりなど感じる余裕はありませんでした。

今回は、
ここをどうクリアしていったのか?
というお話です。

大きな大きな意識のシフトがありました。


ちょうどこのころは、あの『キラキラ起業女子ブーム』がヒートアップしていった時期でした。
  

「目指せ、月商7桁!年商8桁!」の文字があちこちに踊る。

「年商1千万超えました!」「年商2千万達成!」「もうすぐ年商3千万!」と、まさにバブル状態(笑)
   

もしかして、お金をたくさん稼げること、お金をバンバン使えることがお金のブロックが無いことだって勘違いしてる?

それこそがお金のブロック。
マイナスであろうとプラスであろうと、お金にとらわれていることには変わりはないのに...

と、冷静にながめる自分がいる。

と同時に、

「お金の話ばっかりしているのって、下品だよなぁ」

と、内心苦々しく思う自分もいました。

  
そうです。

ねたむ。そねむ。ひがむ。
そして、すねる...(-_-)

   
そんなことをしてたんだよなぁと、
10年以上経った今なら、素直に認められるのですが(笑)

あのころはまだ、キャッシュフローはマイナス。
貯金を切り崩している状態でした。

お金が減っていくのは、人間にとって生存に関わること。
本能的な恐怖です。

そしてその恐怖は、二次感情として怒りに変わります。

「どうして自分は売れないんだ?
どうして私の良さをわかってもらえないんだ!」

と、被害者意識満載で世の中に怒りをまき散らしていたのです。
それでは心の平安は訪れませんよね(笑)

        

もちろんこれは、今にしてわかること。
当時の私は、そんな自分であることから、巧妙に目をそらしていました。

でも、
「どうやら自分はなんにもわかっていないらしい...」
という自覚は芽生え始めていました。

なので、年商数千万を誇るカウンセラーさんを、どうやったらあんなに売れるのかと、ひたすらウォッチしていました。

そして悔しいけれど(^^;
その人が販売していた集客のノウハウの教材を購入しました。
もう、ライティングが上手過ぎて、「くっそー!」って思いながらぽちっとしました(曝曝曝)
   

内容はまったく覚えていません。
たぶん1回しか見なかったと思う。

だけどひとつだけ、今でもはっきり覚えていることがあります。

特典としてついてきた男性コンサルさんとの対談音声の中で、こんなことを話されていたんです。
    

何千万円も稼いでいるって、それを言うと嫉妬されたり、反感を買うのもわかってる。
でも、何千万も稼げてるってことは、少なくとも私は、それだけたくさんの人を幸せにしてるってこと。
だからいいかなって思うんです。

   

ガーン!!!

    
でした...(-_-;)

    

「私、この人より全然売れていない!
エラソーなこと言ったって、幸せに出来ている人、役に立てている人、全然少ないじゃん!」

やっと目が覚めました。


売れていないってことは、誰も幸せにしていないってこと。

   

目を逸らしていた現実を、やっと直視し受け入れました。

事実、私は売れていない。
お客さまから選ばれていない。
   

『負け』を認めました。

  
   

   

それからは、徹底的な同業他社研究をしました。    

なぜ自分は売れていないのに、その人は売れているのか。
その人にあって、自分に無いものは何か?

その違いを考え、調べつくし、また考える。

すると、商品構成やプロモーションの流れなど、構造的なことが見えてきたのです。

いちばん見習うべき重要なことは、発信や集客の表面的なテクニックではない!
ビジネスを成り立たせる構造、ビジネスモデルだと気づきました。

ブログを書くことばかりに気を取られている場合じゃない!
「集客」ばかりを考えているから集客できないのだと、根本的な間違いが体感覚でわかってきました。

    

くだらないプライドを捨てて、

「もっと仕事がしたい!」
「お客さまの意識がシフトする瞬間に、もっと立ち会いたい!」

自分の本当の目的にフォーカスすれば、おのずと心は静まり、ものごとの本質が見えるようになったのです。


売れている人がやっていて、自分がやっていないこと。
売れている人が出来ていて、自分が出来ていないこと。

その差を考え、その差を埋めるために、試行錯誤を繰り返す。

やみくもに頑張るのではない。
Plan、Do、Chack、Action。
PDCAのサイクルをまわしていけば、ビジネスはどんどん面白くなっていきます。 

するといつしか、
「いいなぁ、うらやましいなぁ」と、『お客さん』としてながめていた年商数千万のカウンセラーさんのことを、
「どこが勝っていて、どこが負けているのか?」
『ライバル』として、見れるようになっていました。

    

これを「成長」と呼ぶと思うのですが、成長とは、つまるところ「負けの解像度を上げること」だと。

『負け』の解像度を上げる(西野亮廣公式ブログより)


少し前に西野さんのこの記事を読んで、「ああ、あのとき負けを認めたから、今の私があるんだな」と、いたく納得しました。

     

負けを認めるのは痛いことかもしれない。
でも、成長には、成長痛が伴います。

まずは『負け』を認めましょう。

そこからすべてが始まります。

     
事実は事実として淡々と受け入れ、

  • 自分はなぜ負けているのか

  • どこが足りないのか

  • どこが出来ていないのか

『負け』の解像度を上げていきましょう!
    

売れてるってことは、それだけたくさんの人を幸せにしてるってことですから(^^)/

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