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光る君へ感想。

光る君へ感想〜

一感想、雑記です。
あくまでわたしの思ったことです、、、

道長とまひろ
月明かりがまるで絵画みたいでした。
口語的に書いてしまえば「駆け落ちしよう」と言う道長とそれを断るまひろ。
「道長には、右大臣家に生まれたからこそ、国のためにやらなければならないことがある。自分と一緒に普通の暮らしをしてはいけない。」という理由。

あなた(道長)の幸せを願って、とか身分違いだから私が身を引きます、ではなく道長の使命とその先のことを考えた発言。まひろの賢さを感じる一面でした。

為時が「まひろが男に生まれていたら」と思ったように、
まひろ自身も「もし男であったなら」と思うことがあったでしょうね。
今でこそ性別に関わらず進路を選べる時代ですが、当時は「女性」に生まれたら、その時点で見たい世界を見られなかった。
現に、勉強がそこまで好きではないまひろの弟は当たり前のように大学へ行っています。
社会を変えたいと思っても、生まれた家や性別によってかなり制限されてしまう。
だから、生まれながらにして色々なものを持っている道長には自分の方に降りてくるのではなくさらに上を目指してほしい、という自分の夢もかけたような気持ちだったのかもしれない。

まひろが凛としている分、道長の「お坊ちゃん」な面が際立つ。いろんなものを持って生まれてきたからこそ、それを手放すイメージがわかず、恐ろしさがあまりないのかもしれない。
だから簡単に「家を捨てるから二人で生きていこう」と言ってしまう。一夜きりにせずに、また会いたいと言ってしまうあたりも。
右大臣家は政権争いの真っ只中にも関わらず、自分の恋心に正直に、駆け落ちしようなんて言ってるあたり、良い意味で道長は大物ですよね…(笑)


道兼と花山天皇

意外だったのは、道兼がネタバラシしてしまったことです。
通説では「一度家に戻って父の許可を得てから出家します」と言ってそっと逃げる、だったような。

まあ、いずれにしても逃げるのには変わりはないのですが、
あからさまに「楽しかったよ!それじゃ!」って全てをひっくり返すことなかろうに。

前回もそうでしたが、
「虐待されているフリをして花山天皇に取り入った。父は自分を信頼している」みたいなことをやたらと兄弟に話してしまう。

兄弟の中で「これだけ自分は仕事をしている」というマウントで、アピールでもあるのでしょうが、おそらくそれは逆効果で、結果として父・兼家は道隆・道長の方を評価している。

まひろの母を殺めたこともそうですが、人前で従者や弟へ暴力を振るうなど、道兼は感情のコントロールがあまり上手くないように描かれている。
後継にするにはやはり不安な存在として思われてしまうのかもしれない。

花山天皇が道兼を信頼したのは、ある意味で純粋だったのでしょう。妻を失い、周りへの不信感を覚えていた中で、「父から虐待されている」と(嘘の)弱さを曝け出してくれた人を疑わなかったんでしょうね。

道兼の本心はわかりませんが、もし本当に花山天皇にほんの少しでも共感・同情していたのであれば笑って去っていかないでしょう。通説に沿って「父に確認しないと…」って申し訳なさそうに去っていっても良いはずで。

「自分も皆から嫌われてて、父からも虐待されてる🥺ピエン」という感情は全て演技で
「出家してくれてありがとな!これで手柄持って帰れるわ!大人しく仕えてた甲斐があった!」っていうのが本心なわけです。

「父に認められない」とか「皆から嫌われているのでは?」とか、もしチラッと思ったとしても、道兼はたぶんそれでしょんぼりと悩むような感じでもない気がするんですよね
むしろ「じゃあどうやって認めさせようか」ってなるような気がします。

今後の右大臣家の人間模様が気になるところです。

あと、話は逸れますが…花山天皇役の本郷奏多さん、結構昔からこっそり応援していました。品があって、綺麗な俳優さんだなと思っていたので、昔から毎年観てる大河ドラマに出演されているのはとても嬉しい。


長くなりましたが。次回以降も楽しみにしてます
♬╰('ω' )╯Ξ╰( 'ω')╯♪

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