人は1人じゃ生きていけない けれど人には1人の時間も必要だ


 緊急事態宣言が明けてからというものの、人に会うことが増えた。飲み会、結婚式、会う理由は様々だ。新型コロナウイルス感染症が流行し始めてから、今が1番自由なのではないかと思えるほどだ。

 そういうお誘いは嬉しい。会いたい人に会うことができるということは、コロナ禍で度重なる宣言、自粛の中で最も望んでいだことと言っても過言ではない。

 というわけで、11月の休みという休みをほぼほぼ人と会うことに費やした結果、非常に楽しかった。

 と同時に、体力、メンタル、お金を凄く消耗してしまった。一言で言うと、疲れた。

 あれだけ人に会うことを願っていたのに、いざ会えると疲れたとか言うんだから私はロクな人間じゃないし、ないものねだりにも程があると自覚する。

 しかし、これが本音だ。

1.人は1人じゃ生きていけない けれど人には1人の時間も必要だ


 前述したように、非常に盛り沢山な11月だった。推しのデビュー、2度の結婚式、気になる人や仲のいい友達と飲み続ける日々。頭で考えるより直感的に、感情の赴くままに行動し続けた。

 泣いたり、笑ったり、ドキドキしたり、感動したり、悲しかったり。

 まるでジェットコースターのよう。

 新しい情報や知識を手に入れたことについてじっくりと考えたり、何か感じたことを噛み砕いて落とし込むことが出来ないまま日々が過ぎ去ってしまった。そんな違和感が拭えなかった。

 元来、私は人と会うことが好きだ。飲み会に行くのも、遊ぶこと、会話することそのものも大好きだ。

 しかし、同じくらい自分1人の時間が好きなのだ。

 星空を見て好きな音楽を聴きながらの夜の散歩も、気が向いた時にする勉強も、以前手に取った本をじっくりと読むことも、YouTubeを流しながら料理を作り置きするのも、自分の感じたことを文字に起こすことも。全部。

 新しい情報や知識を手に入れた時にじっくりと考えたり、何か感じたことに自分なりに咀嚼して落とし込む。

 そんな当たり前で対して特別でもない日々のルーティンが、自分の思考を整理し感情を落ち着かせ心身の安寧を保ってくれているのだと気づいた。

 人は1人じゃ絶対に生きることができないし、人に会えることを幸せに感じる。しかし、1人の時間は、自分が思っている以上に必要で重要なのだ。

 今年も残すは1ヶ月。

 12月こそ師走で忙しいが、だからこそ、自分の時間を大切にして、2022年を落ち着いて無事に迎えられるようにしていきたい。

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