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【過去問解説】第31回 柔道整復師国家試験 午後(111-120)【VOL.33】

【2024/03/08 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

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引用:https://www.zaijusei.com/2023_shikenmondai.html


【過去問解説】第31回 柔道整復師国家試験

問題111 16歳の男子。フィギアスケートでジャンプに失敗し、肘伸展位で左手を衝き受傷した。肘頭が後方に突出した外観を呈している。 正しいのはどれか。
1.肘関節屈伸運動で異常可動性を触知する。
2.上腕筋腱の索状隆起を触知する。
3.内側上顆骨折を合併しやすい。
4.顆上骨折屈曲型との鑑別を要する。

問題112 24歳の男性。ラグビーでタックルした際に、右手環指が相手のジャージに引っかかり受傷した。痛みが強くなかったためプレーを続行したが、終了後に指の違和感が強くなり来所した。来所時、PIPおよびDIP関節の自動的伸展は可能だが、DIP関節の自動的屈曲ができなかった。関節部に腫脹はみられなかった。
考えられる損傷部位はどれか。
1.正中索
2.終止腱
3.掌側板
4.深指屈筋腱

問題113 21歳の男性。大学テニス部に所属している。右肩部周辺の鈍痛や易疲労感、挙上障害を訴え来所した。肩関節屈曲時に肩甲骨内側縁と肩甲骨下角が後方に突出するのがみられた。 考えられないのはどれか。
1.前鋸筋麻痺
2.僧帽筋麻痺
3.菱形筋麻痺
4.三角筋麻痺

問題114 25歳の男性。右下肢痛を訴えて来所した。下腿外側から足背にかけて感覚異常があり、長母趾伸筋の筋力低下がみられた。股関節内転・内旋で症状が増悪した。 考えられるのはどれか。
1.腰椎分離症
2.梨状筋症候群
3.腰部脊柱管症候群
4.腰部椎間板ヘルニア

問題115 41歳の男性。ソフトボールの試合中に遠投した際、右肩に鋭い痛みを感じて負傷退場した。氷で冷やし安静にしていたところ痛みは緩和したが、また痛みが増してきたので翌日来所した。肩部の腫脹はみられないが肩峰下部に圧痛がみられ、肩関節外転が制限されている。
陽性となる検査法はどれか。
1.ライトテスト
2.サルカスサイン
3.ヤーガソンテスト
4.ドロップアームテスト

問題116 65歳の女性。1か月前、自宅の整理をしていて崩れそうになった重い荷物を支えようとしたとき、右上肢痛を自覚した。約1週で疼痛が軽減し、上肢もあまり不自由なく使えるようになったので放置していたが、肘屈曲時に上腕部の腫れが目立ってきたので来所した。右上腕前面に握りこぶし大の軟部腫瘤を触知する。誤っているのはどれか。
1.腱の変性が背景にある。
2.最大筋力は正常である。
3.保存療法が第一選択である。
4.超音波観察が有用である。

問題117 24歳の男性。バレーボール選手である。2か月前からスパイク時、右肩後方に痛みを自覚し軽減しないため来所した。図の楕円部に圧痛と筋萎縮があり、MMTで右肩関節外旋筋力のみが4と低下していた。肩関節の多動的可動域、腱反射、感覚に左右差はなく、スパーリングテストは陰性であった。考えられるのはどれか。
1.C7神経根症
2.長胸神経損傷
3.腋窩神経損傷
4.肩甲上神経損傷

問題118 30歳の女性。10年ぶりにテニスを再開している。休暇を取り1週間連続でプレーしたところ、右肘関節外側が痛み始めた。2週間ほどテニスを控えていたが、仕事でパソコン入力作業にも支障をきたすようになった。
陽性となる徒手検査はどれか。
1.スピード
2.トムゼン
3.リフトオフ
4.フィンケルスタイン

問題119 45歳の男性。植木業をしている。仕事で手を酷使しているが1か月前から右手関節痛を自覚し、軽減しないので来所した。手関節に運動痛および背屈制限がみられ、手関節伸筋支帯第4区画付近に圧痛がみられた。
この疾患で正しいのはどれか。
1.加齢性の疾患である。
2.尺屈回外テストは陽性となる。
3.リックマン分類が用いられる。
4.後遺症は残らない。

問題120 20歳の男性。大学レスリング部に所属している。高校3年生のとき、試合で右膝内側側副靱帯を損傷した。それ以来、練習中に数回、膝のロッキングを経験している。昨日、練習中に右膝を負傷した。動かさなければ痛みはないが、内側関節裂隙に圧痛があり軽度の膝蓋跳動がみられた。
陽性となるのはどれか。
1.ステインマンテスト
2.エデンテスト
3.ホーマンズ徴候
4.ガワーズ徴候

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