【はじめての東洋医学】聞いて・読んで覚える「脾の生理作用について(運化・統血)」の考え方
【2021/06/01 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
今回は「脾の働き」について勉強をしていきます。
脾臓って聞くと、西洋医学では古くなった赤血球を破壊する場所として存在していますが、東洋医学の脾はそれだけではなく、膵臓がもつ働きも合わせたような臓として考えられています。
【脾の生理】
▶運化
▶統血
脾の生理作用は2つ運化(うんか)と統血(とうけつ)、運化っていうのは運んで化けさせるということで西洋医学でも馴染みのある消化と吸収のことですね。
できあがるものは西洋医学とはまったくちがいますが…
【東洋医学】脾:運化の働きについて
運化には飲食物(食べ物・飲み物)を水穀の精微という気(エネルギー)に変える働きがあります。
血を作り出すための栄養も脾が引っこ抜いてきます。
なので気と血を作り出すもととして脾は別名「気血生成の源」とも呼ばれています。
この水穀をしっかりと身体に吸収していく働き それが運化なんですが、この運化が弱くなると、たべものやのみものをうまく消化吸収ができなくなります。
【東洋医学】脾:統血の働きについて
気には5つの作用がありました。
脾はその中の固摂作用と大きくかかわります。
固摂作用というのは気や血・津液なんかをその場に留めておく作用のことです。
この統血の働きが失調してしまうと、血が漏れ出てしまいやすくなります。
内出血したり…血尿・血便になります。
【雑談タイム】脾が五行色体表で黄にある理由
脾って五行色体表で黄(きいろのき)に該当しているんですが、コレなんでやと思います?
西洋医学でも脾臓がやられて脾腫になると溶血性貧血になるってきいたことありませんか?
まだ破壊しなくてもいい赤血球をガンガン破壊するスプラッターマシーンとかしてしまった脾臓…そのときにでる症状が黄疸です。
…つながりました? 脾の働きが高まりすぎると肌は黄になるんですよね。
人によっては五行色体表まったく信じてない・デタラメって思う方もいるんですがある程度理にかなっているところもあるので東洋医学苦手ってひともこういう知識をいれていったら面白いんじゃないかなっておもって今回はこの話をしました。
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