就職・転職で確実に内定をもらう方法
臨床工学技士として就職・転職をする際に職場選びをすると思いますが、希望する場所に受かりたいですよね?
Wワークやアルバイト含め5回以上の内定を全て1発で取った経験を踏まえてお伝えします。
ちなみに、今回の内容は主に既卒の方向けになります。
大学病院・市立病院等の新卒採用の場合
いきなり話の腰を折るようなことを言いますが、基本的にはこれと言ったことはありません。
と言うのも、当然卒業予定の人を対象にしますので、見比べるものと言ったら学校での成績と出身校が何処なのか、最後に面接態度位しか無いわけです。
その中でも学校の成績は学業が優秀だからと言って業務でも優秀かと言うとそうではないと言う事は働いている側は良く分かっています。ただ、成績悪いよりは良い方が良いよねと言う程度です。
となれば、後は出身校と面接での対応という事になります。
出身校での差別化は昔に比べればかなり無いと言って良いかと思います。それでも完全に無くなったとは言い切れない部分が有るので、同じ条件で競争が発生する時は少し関係する可能性が有ります。ただ、自分自身ではどうする事も出来ませんので、気にしても仕方ない位に思いましょう。
という事で、後は面接での対応です。とにかく緊張して固まっているのはNGです。自信をもってハキハキ喋りましょう。後は聞かれた事に自信をもって返せるように、履歴書等に記載した内容や自分の学生時代の事をしっかりと把握しておき、質問に対する回答を用意しておきましょう。その際にはなるべくネガティブな表現は避けるようにしましょう(嘘はもっとダメです)。
こだわり過ぎない
「大学病院でないと・・・・」
「とにかく大きな病院へ・・・」
と言う風に就職先候補を大きな職場に限定して考えるという事は往々にして有ります。特に若い方であれば尚更その傾向は強いと思います。
しかしながら、大きな病院であれば良いと考えて入っても「大きな最先端病院で働いている自分」に満足して終わってしまうパターンも結構多いと感じます。
そう言った職場でなければ経験出来ないことも多々あるのは事実ですが、技士としての力や知識を養うには「どこで働くか」よりも「自分がどう働くか」の方が重要になります。
小さな病院やクリニックだから覚えられることが少ないなんて事はありません。逆にそう言った所だからこそ学べることも有ります。
大きな病院で無ければ嫌だと言っても、そう言った所で働きながら力を蓄えながら、次の場所の目星をつけていくと言うのが良いです。
狙い目を見つける
上では「働く場所」ではなく「働き方」が重要と書きました。
それを元に考えれば、働く場所はそこまで拘らなくても良くなるので、次に「狙い目」な場所を考えましょう。
既卒で有れば新卒採用を狙っている大学病院等は競争率も高く、新卒の方が有利なので難しいと言えます。それよりも少し規模は小さい所の方が募集に対して応募が少ない傾向が有りますので、そう言った所は狙い目となります。
それ以外にも、多少「通勤が不便な土地にある」なども競争率が低くなりがちですので、狙い目とも言えます。
技士の人数は20~30代の技士が80%を占めると言われています。
その多くが「大きな病院」と言うのに憧れを持っている事が多いです。
そこの競争から少し外れた所と言うのは比較的狙いやすいと言えると思います。
直ぐに辞めない
履歴書にはこれまで働いていた場所にどれ位在籍していたかを記載します。
そして、一つの所を早くに辞めた人は不利です。この業界はある程度転職すること自体は良くある話ですので、転職をしたこと自体は特に気にされません。ただし、直ぐに辞めたと言う事が有ると、「ウチに入っても嫌な事有れば直ぐ辞めるかもな・・・」と思われしまうので、かなり厳しくなります。今の時代「石の上にも3年」と言うのは古いかもしれませんが、面接官となる人はその時代の感覚を持っている人も多いのは理解しておいてください。ですので、基本的には一つの職場に3年ほどは最低でも在籍するように心がけましょう。
(もちろんパワハラ・モラハラなど行う場所は論外ですので直ぐに辞めましょう。その際は転職先にその旨を伝えましょう。)
辞めた理由は着飾って、噓無くポジティブに
転職をする際には必ずと言っていいほど辞めた理由は聞かれます。
複数回転職した場合は、それぞれの職場を辞めた理由と、次の所を選んだ理由なども聞かれます。
辞める理由は人それぞれですが、実際問題としては「人間関係」と「給料」で辞める人が大多数です。一般サラリーマンなどを対象に行われるリサーチと同様の事は臨床工学技士にも言えます。
ただ、「人間関係が嫌で辞めた」「給料が安いから辞めた」と言うのは「ウチに来ても同じ理由で辞めるかも」と思われる事になります。また、辞めた所に対してネガティブな発言が出てくると、「ウチに対しても反感を持ちそう」と思われしまいます。
ホントの事を言わないのはカッコ悪いと思う事も有るかもしれませんが、そもそも面接と言うのは年に一回も着ないようなスーツを着て、髪などもしっかりと整えて着飾って行く所ですので、嘘をつかない程度に言葉も着飾って行きましょう。
「辞めた理由」ではなく、「次の所を選んだ理由」に考えを変えると上手くいきます。次の職場を選んだときは何かしらその病院を選んだ理由が有るはずです。それを伝えるようにしてください。
例えば人間関係が嫌で辞めた場合は
「技士長が全く話を聞いてくれなくて、嫌になって辞めました。」
よりも
「心カテをやりたい思いが強くあり、それに携わる割合が大きくなるB病院へ転職しました」
と置き換えれば、職場への悪口を言う事無く、次の病院へのリスペクトまでも組み込むことが出来ます。
素直に伝えて良い内容としては「家族」や「生活状況」に係る事です。
例えば「親の介護が必要になって、急に残業が発生しやすい職場は厳しくなった」「ペットや介護などの問題があったが、結婚したので夜働いても相手が見てくれる状況が出来た」などは素直に伝えて良いです。
何度も言いますが、「嘘」はつかないようにしましょう。辻褄が合わないことが出てくると大きな問題になります。
就職先を探す期間は長くとる
「辞めたい!」と思ったら直ぐに探し始めて、見つけた中で目ぼしい所を見つけて就職する事はお勧めしません。
経験が長く、いくつもの職場を経験している人は募集要項を見るだけで色々と読み取れたり、一定の範囲内の職場であれば色々な所からの情報を聞いていて、中がどんななのか分かっていたりしますが、そうでない場合は再就職先で「思ったのと違う」となって直ぐ辞めてしまう事も有ります。
実際には入ってみないと分からないことが多く、見学・面接でも読み取れないことは多くあります。
ただ、一定の割合で言えることとしては、常に募集が出ている職場は何か問題がある可能性が高いという事です。
看護師と違って臨床工学技士は院内にそれほど多くいるわけではないので、基本的には1~2人の採用で枠は埋まります。それにも関わらず募集が出続けている所は、入れ替えが激しいという事が考えられます。
ですが、転職したいと思って探したところで、今載っている掲載場所が久しぶりに募集を出した所なのか、何度も掲載を繰り返しているのか見分けがつきません。それを判断するためにも一定の期間求人情報を見続けて判断をしましょう。期間としては最低でも半年ほど、出来れば1年間見ておきたいところです。
常にアンテナを張る
以上の様に、長い期間情報を見るという事が重要です。
しかし、転職を考えた場合には現状の職場への不満が少なからずある場合が殆どです。その時に悠長に時間をかけて探すことはしたくないと思う事は自然です。
その時に備えて特に転職を意識しないときから色々とみておくことが有効です。
転職エージェントに相談する
もし、時間が無い・自分ではわからないと言った場合は転職エージェントに相談をして紹介してもらうのも手です。
今は紹介会社を通じての転職が普通になってきていますし、エージェントの方は多くの病院の募集条項や内情などにも精通している事が多いです。
一人で悩まずに専門家に相談しましょう。
最適な場所を提案してくれたりしますので、一人で悩まないことが重要です。
ということで今回は転職で内定を貰いやすい方法を書きました。
少しでも参考になればと思います。
ではまた
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