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【第一章】天空に消える滝の街テファル <第1話> 旅人、宿を探す

この章から、シナリオ本編に入ります。

『天空に消える滝の街』テファルとはどんな街なのでしょうか。
そして旅人たちを待ち受ける事件とは?

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【リュールエン( GM )】:じゃあ、映画的に、プロローグなんかを。

遠くから見上げると、その滝は上空から確かに降り注いでいた。
滝が落ち、霧がかった中空に、遠目でもちらほらと小さな虹がかかっているのが見える。きっとあの下に行けば、もっとたくさんの、大きな虹達に出会えることだろう。

「お客さん、あの滝が見える?」

そう声を掛けてきたのは、今まさに大湿原を乗り越えて件の街に向かう途中にある、お茶屋の娘だった。

「知ってる?あの滝の真下には街があるんだけど、そこには滝が存在してないの」

確かに中空まで存在している落水が、その下からは霧がかって全く見えないのだ。だけどね。娘は続ける。

「街は、とても綺麗なところなんだって。虹が空を埋めているなら、街には色とりどりの花が咲いていて、とても色彩豊かだってきいてるわ」

お客さんもあちら向かうなら、せっかくだから、寄っていったらどう?
良い土産話になるとおもうんだけど。

娘は最後にそう言って、旅人を見送った。

リュールエン( GM ):では皆さん!皆さんは、お茶屋から出た後、大湿原を頑張って歩いて街まで来ました。大湿原パートは、一身上の都合により、すっ飛ばします(笑)。

凛(PL2):りょうかいです¥^^;

ゲオルグ:湿原の移動チェックに戦々恐々していたので、助かりました(笑)。

ミィム(PL1):いきなりAチーム※においついたー。

※このセッション(Bパート)の前に、A パートでセッションしている PC グループのこと


リュールエン( GM ):まあ、A パートで大湿原の模様は描写しているので、そちらで雰囲気を参考にしてもらえれば。
ただ、頑張って歩いてきたので舟にのって優雅に来る人々と違って泥まみれです(笑)。

ミィム(PL1):お風呂できゃっきゃうふふ?

凛(PL2):えー(笑)。

リュールエン( GM ):街の人達は、「また旅人がきたんだねー」という顔で、あなた達を迎えてくれます。ちなみにそろそろ夕方に差し掛かろうという頃合いですね。

ゲオルグ:「と、とりあえず宿探さんとなぁ……」

ミィム:「迷わず着けてよかったです。凛ちゃん、ゲオルグさんありがとうございます(ぺこり)」

:「こんにちはー」

ミィム:「泥だらけなのも、どうにかしたいですね。町の人にいいところないかきいてみましょうか?」

ゲオルグ:「まかせたで~」体力 4 のひ弱な人なので、ふらふらです。

リュールエン( GM ):そんなミィムさんの願いが届いたのか届いてないのか、すすっと寄ってくる人影が一人。
「あなた方、旅の人ですね」と声を掛けてきますよ。

:「こんにちはー」

ミィム:「こんにちは(ぺこり)私たちは、虹を見に旅してきたものです」

ゲオルグ:「せやで。エエ宿あったら、教えてもらえますか?」

男( GM ):「やはりそうでしたか!それでは街の中心部にある広場に行かれるのがいいですよ。そこに宿もお風呂場もありますから」

:「あ、ありがとうございます」

ミィム:「ご親切にありがとうございます(ぺこり)」

ゲオルグ:「おおきに。じゃあ、早速向かおうか?」

男( GM ):「ちなみに、広場の中心から見上げる虹は、絶品でございます!」

ゲオルグ:「ほぅ……絶品ですか……」

:「わぁー」<絶品

ミィム:「虹楽しみですね~~*^^* でも、とりあえず泥を落としたいです」

男( GM ):「あ、宿にお越しの際は、ぜひ当宿フンテラールに!」

ミィム(PL1):客引きだった!

ゲオルグ:でもまぁ、渡りに舟というやつでしょう。とりあえず広場に向かいます?

:「行きたいです^^」

ミィム:賛成です~。

リュールエン( GM ):では皆さん広場に向かうということで。

ゲオルグ:綺麗な虹を期待して、空を眺めつつ行きます。


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リュールエン( GM ):街は想像以上に色とりどりです。石畳で鋪装された道はシンプルな色なのですが、その脇を埋める家の窓には、お花が飾られていてそれが色彩を豊かにしているようですね。

:「わぁー、綺麗ですねー(*^^*)」

ミィム:「ステキな街ですね~」

リュールエン( GM ):街についたら、確かに滝の形跡はほとんど無く、今から向かう広場の上空に、ここからでも虹が見えています。

ゲオルグ:「ウワサは本当やったって事か。確かに滝があらへんなぁ」

ミィム:「あ、ゲオルグさん!凛ちゃん!虹ですよ!滝がないですよ!(指さして興奮)」

:「わぁぁぁ(キラキラ)」

リュールエン( GM ):その綺麗な街を、泥まみれの旅人が歩く……(笑)。

ゲオルグ:目立ってるのは私たちでしょうな(笑)。

:「まずはお風呂に入りたいです」

ミィム:「そうですね。泥を落としてさっぱりしたいですね。どこのお宿にしましょうか?」

リュールエン( GM ):さて、そんな街の中をしばらくあるくと、広場に到着しました。今は夕時なので、広場に目立った人影はなさそうです。昼間が観光スポットになっているみたいですね。

ミィム:「夕暮れの街も、ステキですね」

リュールエン( GM ):広場には、宿屋さんがたくさんありますね。先ほど客引きしていた宿フンテラールもありますよ。

:「あ、さっきの(やんくらーす)ふんてらーるがあります」

ゲオルグ:フンテラールは、外から見てしっかりした感じの宿屋でしょうか?

リュールエン( GM ):そうですね、ここでは普通のランクの宿っぽいです。

ミィム:ほかに目立つ宿はありますか?>GM

リュールエン( GM ):上から下までありますね。最上級の宿は、一番上の階から、虹がとても綺麗に見えるようですが、その分お値段ははります。

ミィム:レインボービューのスイートルームですね。

ゲオルグ:……ちなみに一泊いくらくらいでしょう?

:「(お財布見ながら)え、えと、普通のがいいです・・・」

リュールエン( GM ):ルールブックどおりならロイヤルスイート、1 泊 1,200 G かな。

ゲオルグ:ぐはっ!

ミィム:高!

:Σ○△○;

リュールエン( GM ):先ほどのフンテラールなら 3 ~ 6 人部屋を用意して1 泊 20 G です。その分レインボービュー度合いは下がります。

ミィム:お手頃ですね。

ゲオルグ:値段的には妥当ですな。

ミィム:虹は、アウトドアで楽しみたいです。

ゲオルグ:フンテラールでいいんとちゃいますかねー。これも縁。

ミィム:海に遊びに来て、オーシャンビューでのんびりするより泳ぎたい心境?

:「露天風呂で虹も良いなぁ・・・」といいつつフンテラールで OK です。

ミィム:「先ほど教えていただいたお宿があそこにありますね。行きましょうか^^」

ゲオルグ:確かにその通り……フンテラールの風呂はどんな感じでしょうか?

リュールエン( GM ):宿には基本的に風呂はない感じです。システムとしては……まあフンテラールに行けばわかります(笑)。

ゲオルグ:なるほど。ではフンテラールいきましょう。

ミィム:あ、お風呂付き宿がレアだったんですね。行きましょう!^^

:はーい。

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泥だらけの旅人たちは、街の入り口で紹介された宿「フンテラール」へ。
次回はお風呂でお色気シーンが見られるのか・・・?(笑)

それでは続きをお楽しみに!

👇次の話
<第2話>旅人、泥を洗い流す

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