【SDGsパートナー対談 vol.1】株式会社Kanatta 代表取締役社長 井口 恵 × 株式会社モンテディオ山形 代表取締役社長 相田 健太郎
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【SDGsパートナー対談 vol.1】株式会社Kanatta 代表取締役社長 井口 恵 × 株式会社モンテディオ山形 代表取締役社長 相田 健太郎

2021シーズンからスタートとしたモンテディオ山形SDGsコーナー。
こちらの連載では、SDGsコーナーを共創する”SDGsパートナー企業”とモンテディオ山形の対談記事をお届けします。

第1回は、株式会社Kanattaの代表取締役社長・井口恵氏(以下、井口)とモンテディオ山形の代表取締役社長・相田健太郎(以下、相田)が「ジェンダー平等」をテーマに熱いトークを交わしました。

――まずはじめにKanattaの事業内容について教えて下さい。

井口)Kanattaは、創業時(2016年)からジェンダー平等の実現に貢献するというビジョンのもと事業を展開しています。
SDGsが採択されたのが2015年なので、2016年は既に発表されてはいたのですが、当時はまだ全然浸透していませんでしたね。SDGsもジェンダー平等も。ただそこはすごい大事だなと思っていたので言い続けてきました。
最初の事業としては、「ドローンジョプラス」っていうドローンの…
 
相田)はい、拝見しました!面白いなって!

井口)ありがとうございます!ドローンに参入した理由として、ドローン事業はこの先市場規模が飛躍的に伸びていく予想にも関わらず、9割方が男性が携わっている業界だったんですね。ラジコン世代の男性がみんな…

相田)まさに私の世代ですね(笑)

井口)そうですね(笑)
でも、ドローンは体力勝負の仕事でもないですし、逆に女性の感性も生かせる職業だなと思ったので、そこでドローン業界で活躍する女性を増やしたいという想いからドローンジョプラスという事業を立ち上げて、Kanattaを創業へ・・・。その後はそれに倣って色々な女性コミュニティを立ち上げていこうと決めて、昨年の3月に立ち上がった「コスモ女子」というコミュニティがあるのですが、そちらに関しては、宇宙業界で活躍する女性の…

相田)拝見しました!(笑)

井口)ありがとうございます!(笑)来年女性だけのチームで人工衛星を立ち上げをするプロジェクトを計画しているんです。

相田)女性だけのチームで人工衛星!それは、すごいですね!!

井口)他には、SDGsやその上位概念のエシカル、サステイナブルという価値観がとても大事だと感じていたので、それを発信するwebメディアを以前から運用しています。そこのライターやインフルエンサーとして活躍している女性を集め、「エシカルガール」というコミュニティを作りました。なので、今は3つのコミュニティがある状況です。

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――モンテディオ山形のスポンサーになった理由について教えて下さい。

井口)いろいろな角度からジェンダー平等や女性の社会進出を支援し、ビジネスを立ち上げてきた中で、今回SDGsパートナーとしてスポンサーになろうと思った理由は、自分たちがリーチできないお客様へのリーチがしたいということ、また、女性だけでジェンダー平等を広めようとしても伝わり切らないところがあると思ったことです。
サッカー業界はまだまだ男性の業界なのかなと思うので、そこで活躍する女性もこれからもっと増えていったら良いなと考え、スポンサーをさせて頂いてます。

相田)ありがとうございます。
クラブスタッフも女性比率が高まると、アイデアや発想も増え、サッカーの会場も雰囲気が変わるのかもしれないと思っています。

井口)そうですよね。

相田)繊細な部分や、女性ならではのダイナミックな部分があると思います。漠然とですが女性の雇用の部分はもっと変えていかなくてはいけないんだろうなと思っています。

井口)ラグビーが集客に力を入れていますよね。初心者の方でも分かりやすいというのがとても良いなと思います。ラグビーは、分からないのが当たり前みたいな感じですよね。私も観に行ったことがありますが、分からないと言っても全然怒られないですし、解説もとても親切でした。
サッカーもラグビーよりは認知度が高いと思いますが、もっと初心者でも楽しめるようにしたら新しい層の集客が見込めるだろうなと思います。
私は中学の時に日韓W杯も体験しているので、あの盛り上がりは知っています。本来であればあのくらい盛り上がっても良いものなんだろうなと思っています。
ビジネス的な観点でいうと、女性は1回好きになるとずっと好きなので、絶対に女性を取り込んだほうが良いと思います!

相田)その観点では、野球は戦略的にやっています。福岡ソフトバンクホークス(以下、「ソフトバンクホークス」)はとても参考になります。ソフトバンクホークスは「タカガールデー」を毎年やっているのですが、来場者の約80%(2019年の女性来場者の割合は76.2% 出典:西日本スポーツ2019/5/12)が女性がなんですよ。ピンク色のユニフォームを着て、真っピンクの中で選手もプレーするんです。1番凄いなと思ったのが、施設改修の時にトイレの壁を動かせるようにしたことです。女性の来場が多くなることを想定し、壁を可変式にしたんですよね。

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井口)凄いですね!

相田)そういう根幹の部分から変えるってことがものすごく重要ですよね。
女性を取り込もうと考えた時に、やはりハード面を綺麗にするということが1番大事だなと思います。

井口)最初はイケメン選手がきっかけになるのかもしれないですけどね(笑)

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相田)それは大いにありますよね!

井口)はい。でも、それがきっかけで行った時に、実際に楽しかったっていう体験が1番大事だと思っているので、女性でも分かるように解説してくれる部分がもっとあったら絶対面白いですよね。
私も実際に観てみて、少しずつ分かるようになると面白いなって思ったので、そういう経験をする人がもっと増えたら良いなと思うんです。なので、行くきっかけ。最初のきっかけが大切ですね。

相田)うちのクラブも「イケメンが多いクラブですね」とよく言われるんですよ。だからイケメン図鑑を作ったらいいんじゃないですかって(笑)

井口)たぶん女性が1番気になるのは、サッカー選手って試合以外何してるんだろうっていうことだと思います。

相田)この前も地元の女性と話をしていたら、”イケメン”と”スタジアムの食事”、もう一つは”初めて観戦した方が溶け込める雰囲気”と仰っていました。
具体的には、初めて来た方に「ビギナーズボックス」をプレゼントしてみてはどうか?と。箱を開けると、絵が描いてあって、ちゃんとスタジアムになっているような。私たちのスタジアムは周りが山なので山の絵がついてるようなイメージですね。そして、例えば、マフラーやニット帽など、その場で使えるようなものを入れたり、観たら歌えるような応援歌の歌詞を入れたり。そういうのをやった方がいいんですよ社長って言われましたね(笑)

井口)ビギナーボックス!面白い!欲しいです!

――SDGsパートナー対談ということで、相田社長はJリーグクラブの社長として、どのような社会を創り、女性の社会進出に対してどのように貢献したいとお考えでしょうか。

相田)サッカー業界だけじゃなくスポーツ業界自体がもう少しフレンドリーに変わるためには、男性だけでは無理だと感じています。いろいろな仕事がありますが、演出やお客様に対するサービスだけじゃなく、営業なども女性が増えてくると業界として変わってくるだろうなと考えています。
特に私たちは地方でやっているので、首都圏と比べるとやはりクラシックなところはあります。そういうことを踏まえ、今回私たちも人事制度を変えたりしているのですが、男性女性関係なく、”チャンスを掴みたい”いう想いを持っている人がいればそういう人たちと働きたいなと思いますね。


井口)そうですね。

相田)若い方、男性、女性関係なく、良い仕事ができる人が活躍できるフィールド、会社をつくりたいと思っています。そのロールモデルを山形に残すことが使命だと感じています。地元に、チャンス(機会)が無いことを1番変えないといけません。

――最後に、お二人に読者の方がワクワクするような、実現してみたいことを伺ってもよろしいでしょうか。

井口)せっかくなのでいろいろやりたいですね!

相田)Kanattaさんに丸1日プロデュースしていただく日があったら良いなって思うんですよね!1時間で仙台からも来られるので、東北の女性が山形のスタジアムに行ったらなんか面白いことやってるぞっていうようなことを年に1回でも出来れば、私たちのサッカーチームが変われる気がするんです。

井口)私もドローンを飛ばしたいということも考えているのですが、1回はスタジアムを全部女性で埋め尽くしてみたいですね!ジャニーズかなっていうくらいスタジアムが女性ばっかりだったら…

相田)最高ですよね!
 
井口)普段とは全然違う雰囲気になると思います!選手の方も新鮮かなと思います。それはやってみたいなって。

相田)やりましょうよ!Kanattaシート(座席)!
ソフトバンクホークスの女性比率80%をモンテディオ山形がで超えることができれば、それこそ伝説ですよ。それくらい、ソフトバンクホークスの数字は凄いんです。だからこそ、山形で、地方で超えたい。

井口)凄いですよね〜!

相田)81%を目指す!(正確には、76.2%を超える数字)

井口)是非やりましょう!

相田)本当に実現させたいですね!

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株式会社Kanatta
https://kanatta.co.jp/


Jリーグ・モンテディオ山形が運営するnoteアカウントです。モンテディオ山形では2021シーズンより「SDGsコーナー」を常設します。社会課題に取り組む団体・企業・個人の方々の想いや活動内容、実際にスタジアムで体験された方々の声を発信していきます。