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5月21日秋田戦で初の企画立案に挑戦!~自ら考えたことを実現することの難しさを痛感~

■U-23マーケティング部について

モンテディオ山形ではU-23マーケティング部を発足させ、これからを担う若いメンバーで活動を行っている。意見をぶつけ合い、今までにはなかったことを成し遂げようと一人一人が課題解決に取り組んでいる。

■5月21日秋田戦にて初の企画プロデュース

1月に発足して以降、様々な業界で活躍する専門家を招聘しての勉強会や、グループワークを通して少しずつ力をつけてきたU23メンバー。
5月21日の秋田戦では、はじめてU23メンバーが主体となり企画立案から実施までを行いました。グループに分かれて約1ヶ月半の期間万全の準備をしましたが、直前で立案した企画が中止になったり、企画・制作したグッズの在庫を残してしまうなど苦い経験をすることになりました。
しかし、事業に失敗はつきもの。この失敗から何を学び、次につなげていけるか。
U23の挑戦は続きます。

“時流”を捉え、ニーズに合った企画を考案する難しさ

メンバーは「MD」「広報」「イベント」「チケット販促」の4つのチームに分かれ、それぞれ異なる企画を立案。グループごとにアイデアを出し合い、メンバー間で話し合いを重ね最終的な企画をまとめていきます。
このプロセスは、チームワークとクリエイティビティの向上に大きく寄与したと考えています。
一方で、計画通りにタイムスケジュールを行えず、企画立案までは出来たものの、実施まで至ることができないチームがあるなど、学校ではないビジネスの場特有の厳しさも痛感しました。その他にもチーム内でのコミュニケーションを上手く図ることができず、「議論を深めることができず期限を迎えてしまった」そのような部分の改善も課題として残った準備期間でした。

メディア、自治体を巻き込んだ『利き米チャレンジ』

一つ成功体験を積むことができたのは、「イベント」チームです。
イベントチームが考案したのは『利き米チャレンジ』。
山形と秋田両県の特産米の味の違いを当てるゲーム感覚で楽しめる内容を設定。
この企画は、地域の特産品を紹介しながら来場者との交流を図ることを目的としていました。
活動は、当日のイベントのみならず、地元メディアに声がけをし、選手がチャレンジに取り組む様子を事前に取り上げていただいたり、イベントに使用するためのお米の提供依頼をするために、実際にメンバーが自治体へ訪問するなど多岐にわたりました。

山形県庁の担当者へ企画趣旨を説明
「KICK OFF!YAMAGATA」での放送の様子

当日のイベントには、モンテディオ山形のサポーターのみならず、対戦相手であるブラウブリッツ秋田のサポーターの方々にも多数お立ち寄りいただき、用意した200食は、2時間もかからずになくなるなど、盛況に終えることができました。

若者目線でニーズに合った商品を

また、「MD」チームはイベントテーマでもある『奥羽本戦』にオリジナルグッズの企画販売を実施。
電車をモチーフにチームロゴや選手の写真をデザインしたガチャガチャ(アクスタ)、トートバッグやタオルを販売しました。

自ら考案したグッズを、自分たちの手で売る

ガチャガチャ(アクスタ)は完売。フェイスタオルもほぼ完売でしたが、残念ながらトートバッグは在庫が半分ほど残ってしまうという結果。

成果と課題が得られた1日

“リアルな”活動は、U-23マーケティング部にとって初めての取り組みであり、10月8日栃木戦のU-23マーケティング部プロデュースデーに向けての準備の一環です。
活動を通じて、メンバーたちは実際に企画立案から実施までを経験し、貴重な知見を得ることができました。また、『利き米チャレンジ』や『奥羽本戦オリジナルグッズ』の販売も成功し、お客様からの評価も同時にいただくことができました。しかしながら、活動中には予想外の課題や問題も発生したことも事実。
例えば、イベントの広報不足や物品の調達における時間的制約などが挙げられます。これらの課題を把握し、今後の活動に生かしていくことが非常に重要です。

スタジアム場内一周でPR

今後に向けて

U-23マーケティング部の初めての“リアルな”活動は、準備期間を経て4つのグループが立案した企画の実施という形で行われ、この経験によりメンバーたちは新たな経験と知識を得ることができました。“はじめての挑戦”は、失敗や課題が多く出てきましたが、それらは今後の活動をよりよくするための機会となりました。今回の活動を通じて、U-23マーケティング部は成長し、10月のプロデュースデーに向けて更なる努力を重ねていきます。