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備忘録|病気なるまでのあれこれ③


休職理由は職場の人間関係

休んでみて違うことがわかった。
結局はよくある話の職場の人間関係だった。約20年同じような業務内容をこなし、休む前の1〜2年前までの方が業務量がかなり多かったけど病気になることもなく過ごしてきた。いろいろ思うことがあるけど職場の人たちとも波風立てずに過ごしてきた。
なので職場関係で体調が悪くなってるなんて思いもしなかった。

女性は事務職で担当業務はきちんとこなすけど、電話は取らない・FAXが複合機のトレイに溜まってても配らない(業界が古いので電話FAXはまだまだ最重要ツール。メールも増えてきてはいるけど)、雑用というかちょっとしたことも見て見ぬふり。担当が決まっていないみんなで協力すること・いちいちルールを決めなくても気がついた人が対応すればいいことを細かくルールを決めないと動けない人間が多くてイライラするし悲しくもなった。
全員が全員ってわけではなく対応する人もいるけど、だんだん社内のメンバーも入れ替わり前はできない人が少数だったからまだなんとかなったけど、今のメンバーはほとんどが対応できない人が多くて私が対応することがどんどん多くなっていた。
挨拶もろくにしない、会話もほとんどない、息が詰まる雰囲気だった。
一対一で話せばまだ楽しく話せるのに、なんであんなに社会性がないのだろう。

根掘り葉掘りプライベートを聞くつもりはないけど、コミュニケーションのためには少しは会話は必要と私は思うけど、現代っ子は違うのかな?

職場は仕事がうまく進めば仲良くする必要はないという意見もあるけど、一日の大半を過ごすメンバーなのでそれなりに良好な関係を築きたいと思うことがそもそも時代に合わないのかな?

男性の営業さんとも上手く合わず、私が自分で対応した方が早いしなんでもやってしまうので任せられっぱなしでたまに頼めば嫌な顔するし、質問を質問で返してきたり、依頼したのに対応の仕方を説明されたり、仕事は遅いし、論点ズレてること多いし。
私は話のわからない人にはすぐ諦めて自分でなんとかしようとしてしまうので、抱え込むことが多いのは悪いところで病気になってしまった一因だと思う。
困った時は助けてもらったりもするので全てが合わなかったわけではないけど。

時代遅れなのか女性はほぼ平社員のため、後輩の上司に注意され、一回りも下の後輩に注意され、営業さんは立てないといけないので私が謝ることが多く、上に書いたようにできてないことが山のようにあるのに指摘されるのがとても嫌になっていた。

私は尊敬する上司についていきたいタイプ。年齢的にそんな人が減ってきてるのは仕方ないけど。

20年も働いてたら年下のメンバーも増えてきて、世の中には私と同じような状況の人はたくさんいると思うけどよくやってるな、と思う。
仕事と割り切って跳ねのければいいけど、性格上それができない。

有休の取り方もなんだかなーって思うことが多くて、自分さえよければいい感じ。
権利だから当然だけど、周りの人とのバランスとか協調性の無さが悲しくて。
個人で仕事しているわけではないし、代わりに対応してもらうことになるので相手の気持ちを少し考えてほしい。

これからも会社で生き残るには、ゆとり・さとり世代の人たちを理解して私が歩み寄らないと、と無理した結果病気になってしまった。

言いたいことも言えず、ストレス発散することもできず溜まっていった。

こんな会社であと20年も働き続けると思うとお先真っ暗だった。
仕事は一生懸命こなすし評価もそれなりにしてもらえてるから働き出したら価値を理解してもらえるけど、資格もないし面接・試験に合格することが出来ないのは目に見えてるから転職のこととか考えたことなかった。辞めたいと思ったことは何度もあったけどその時その時で今までやってきたからこれからもがんばろう!って気持ちを切り替えてやってきた。転職出来ないし。

予兆・体調の変化

病気は突然始まったわけではなく、今思えば予兆はたくさんあった。
昔から肩こり・片頭痛持ち。整体行ったり、頭痛外来にも行ったけど根本的な解決はなく、自分で対処するしかないことに気がつく。
便秘気味で、過敏性腸症候群(便秘と下痢を繰り返す)だった。
低血圧で朝が弱い。仕事の調子が出てくるのも午前11時ぐらいになってから。
運動は嫌い。体力が無さすぎて何しても続かなくて運動始めるまでの気力を出すことが一番ハードルが高くて始められない。
調べると大抵自律神経の乱れって書いてあった。確かにそうだと思う。

病気じゃないと思っていたし、うつは心の弱い人がなるものと思っていた。
調べたら私に該当することが多かったけど私は違うんだと思っていた。
通院して病気を調べるようになって脳の病気と理解したけど、過剰な不安・過去のことを思い出す・人生の価値・生きる意味等、過剰なマイナスの感情に埋め尽くされていった。

朝起きた時の絶望感・心の変化

朝起きた時の絶望感。起きた時が一番体が重くて、なんとも言えない絶望感が毎日続くようになった。今はどんなんだったかあまり思い出せないけど、検索すると多くの人が朝に絶望感を味わうことが多いらしくこれも珍しくないことだと思い病気じゃないと思ってた。
自ら命を…とは思ったことはないけど、今すぐ消えたいとよく思った。
出社途中に、今日は休んで新幹線でどっかいきたい。リフレッシュしたいとよく思った。
変わり映えのない毎日でおかしくなりそうだった。
年齢とともに女性ホルモンの変化で、前はひどくなかったPMS(月経前症候群)のような症状が出てきた。気分は落ち込みいつもに増してネガティヴで、何もないのに涙が流れ生理が終わればスッと回復するからそうだと思ってた。
悲しいニュースを聞いていつもならあまりなんともない内容でも朝から号泣することがしばしば。
会社の愚痴を家族に聞いてもらってる時にも今まではばーっと話すだけだったけど、何度か辛くて号泣した。
情緒不安定って感じだったので、情緒不安定なんだと思っていた。

2022年11月、目に見えて体調が悪くなり始める…。


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