67. ほんの15秒だけの気持ち。

いつも土曜日がどっかいく。
社会人は疲れすぎ。明日こそちゃんと起きる。

日曜日、とりあえず服を着替えてご飯を食べる。土曜日のうちに日曜日の朝ごはんのことまで考えておくと、ちゃんと起きてご飯食べれる確率が高いので良い。大事だ。
今日は何にも予定がないんだけど、家にいたらまた時間を溶かしてしまいそうなので、外に出る準備をする。あと、晴れてたからお布団を干してみた。夜まで天気が崩れないといいな。

外に出ると、太陽が眩しい。ピカーーとなってて、景色がみんな逆光みたいになっちゃってよく見えない。この、晴れでーす！という感じが結構好き。いい日だな、と思う。

どこに行くと決めているわけじゃないので、ふらふら歩いてみる。コンビニ、路地裏、カフェ。いつもと何も変わらない近所を歩きながら、今日の自分が1番自然にいられる場所を探してる。

気がつけばいつもよく、自分に気持ちを聞きながら暮らしてる。今日着る服とか食べるものとか歩く場所とか、自分の奥の方にある小さくておぼろげな気持ちにしっくりくるかを確かめてる。本当は、やるって決めちゃえば結構すぐに馴染んじゃうんだけど、だからほんと最初の15秒くらいなんだけど。でもその15秒のうちに、あ、なんか今は違うなってなったら、あの小さくてナチュラルな私の気持ちを見失わないように、一旦引いてみる。それでまた何もない道をしばらく歩く。どうしよっかなーなんて言いながら。また違う空気に触れるたび、どう？って聞いてみて、うん、いいねってなったらじゃあ今日はこれね、って。

今日は甘い飲み物を飲んでこれを書いて、気がすんでからカフェオレでも買って家に帰ろう。そういう自分を想像したら、すとんと腑に落ちたので、そんな1日。