運動療法について語ろう回
理学療法のブーム??
日本の理学療法の歴史はそれほど長くなく、1960年代が始まりであるとされています。
2023年時点ではざっと、60年程度です。
現代では様々な分野の理学療法が展開されていますが、モビライゼーションやボバース、マッケンジー、認知行動療法などその時代ごとに流行りのようなものがありました。
そして「今」大切なものは運動療法だといわれています。
ちょっと、ん??と思いますよね。
もともと理学療法士(PT)は物理療法と運動療法を行う職種だといわれています。
ここで言いたいことは、結局原点回帰なんだということ。
つまり運動療法が出来ないPTはPTじゃないんだということ。
ごく普通で当たり前のことを言ってますが、ちょっと周りを見渡してみると、どうでしょうか?
当たり前に出来ているでしょうか?
これを僕は最近非常に感じているわけです。
運動と運動療法は違う
運動を患者様にしてもらいましょうというわけではないのは、いわずと知れたことと思います。
もちろんこれっていうのは、我々PTが1人1人に理学評価をもとにふさわしいと思われるエクササイズを指導するからです。
つまり、評価あっての運動の処方だということです。
ただ運動させることとの違いは、適当にたくさんの薬物を投与するか、ピンポイントでこれだ!っとおもう薬物を投与するかの違いです。
フィットネスvs理学療法
運動で確かに人の体はよくなることが多いです。
これは自然治癒力を促進したり、免疫力を高めたりなどの様々な運動からの恩恵を受けることによるものと思います。
理論ベースでも
としているものもあります。
なので様々な原因により腰痛に悩む人でも病院ではなく、フィットネスに行ったらよくなったというケースもよく目の当たりにします。
ただし、ここでポイントによることが、病態に対する知識や理解には欠ける点もあるということです。
フィットネスの領域ではケアしきれなくなった方々、構造的に神経を圧迫しすぎて生活に支障をきたした方々、軟骨のすり減りによる関節内の炎症でQOLが著しく低下した方々が我々の目の前に現れるわけです。
病態が分かるからこそより繊細な介入を
Ope後など、経過及び病態に対する理解はPTならばあります。
ですからありったけの運動を提供する方法ではなく、1人1人にあった効果的な運動を処方していく必要があります。
これはもちろん評価がないと出来ないことなのです。
もちろんOpe後だけでなく、保存療法で介入する方も含めです。
評価・理論ありきの運動療法
ここまで、僕のもやもやを書きなぐっていきました。
運動療法処方のベースとなる評価方法や理論を知らないといけないのです。
僕もまだまだ未熟です。
だから成長したいと思えるのです。
新しいことを取り入れ、より結果の出せる治療家になるために、これからもこのような想いや僕が大切にしているコンセプトなど書き留めていこうと思います。
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