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#134 RIZIN LANDMARK 7 裏話

RIZIN LANDMARK 7(2023年11月4日、アゼルバイジャン・バクー、ナショナルジムナスティックアリーナ)の裏話を集めたnoteです。

RIZIN LANDMARK 7から過日経ち、大会前後のいろいろな話が漏れ伝わってきましたので、まとめてみました。


大会模様

アゼルバイジャンの首都バクーにあるナショナルジムナスティックアリーナで行われたRIZIN LANDMARK 7。

アンダーカードのときは空席が目立ちましたが、メインカードになると、収容人数1万人の会場が満席に見受けられました。また、観戦に訪れた日本人の超強者がチラホラいたようです。

チケット料金は30,400円から4,400円で、現地観戦するファンに向けて、特別応援パックが30,000円で販売されました。

350₼  約30,400円 VIP Lounge
120₼  約10,400円
100₼    約8,700円
70₼      約6,100円
50₼      約4,400円
(₼)アゼルバイジャン・マナト

チケット料金(日本円は参考値)

・大会当日に様々な企画を実施予定
・大会限定ノベルティグッズ

特別応援パック特典

大会トレーラー

大会トレーラーで鈴木千裕が乗車していたのはMAZDAのMX-5。
日本に配慮して日本車を使用したのかは不明ですが、選手名と同じくSUZUKIを使用していたら、シャレにもなって、より良かったのかもしれません。

鈴木千裕とMAZDA MX-5

初めてづくしの大会

昨年、現地でトライアウトを行っていたことから、RIZINにとって初の海外興行はハワイになると目されていましたが、トフィック・ムサエフ、ウガール・ケラモフの活躍、そして、政府の支援もあり、これまで日本人に馴染みのないアゼルバイジャンで開催されました。

そんな海外での興行は初めてづくしの大会となりました。

海外【初】進出
海外で【初】の王座決定戦
ケージで【初】の王座決定戦
JMOCが海外で【初】競技運営
キルギス人選手(ファリダ・アブドゥエバ)【初】出場
トルコ人選手(フェリット・ギョクテペ)【初】出場
ジョージア人選手(ショータ・ベトレミドゥゼ)【初】出場

初記録一覧

祝日が突如平日に!

大会9日前に突如開始時間が20時から22時(現地時間17時)に変更となりました。
変更理由はアゼルバイジャンの国家が突然、11月4日を祝日ではなく、労働の日にすると発表して平日になり、集客を考慮して2時間後ろ倒しになりました。

日本の場合、国民の祝日に関する法律にて祝日が定められていることから突如祝日が平日に変更になることは考えられませんが、海外ならではの出来事でした。

佐藤映像

RIZINアゼルバイジャン大会のオープニングVTRとメイン5試合の煽りVは煽りVアーティスト佐藤大輔による映像が使用されました。

会場では音声なしの映像がスクリーンに映し出されたようで、アゼルバイジャンの人たちにも音声(字幕)付きで佐藤映像を見てほしかったです。

佐藤映像の告知にファンも狂喜乱舞

RIZIN七不思議

現在、無双状態にある鈴木千裕にはRIZIN七不思議も適用しないようです。

RIZIN七不思議「Preparationの呪」
選手の日常に密着するYouTubeのドキュメンタリー番組「Preparation」で、「密着された選手は負ける」といういわくつきの企画。
(実際の戦績は11勝7敗)

RIZIN LANDMARK 7では鈴木千裕が密着されましたが、呪にかかることなく、ウガール・ケラモフに勝利を収めました。

RIZIN.26 平本蓮
 vs.萩原京平 敗戦
RIZIN.27 スダリオ剛
 vs.宮本和志 勝利(罰金:ファイトマネー25%相当)
RIZIN.28 井上直樹
 vs.石渡伸太郎 勝利
RIZIN.29 金太郎
 vs.伊藤空也 勝利
RIZIN.30 久保優太
 vs.太田忍 敗戦
RIZIN LANDMARK vol.1 萩原京平
 vs.朝倉未来 敗戦
RIZIN.31 斎藤裕
 vs.牛久絢太郎 敗戦
RIZIN.32 皇治
 vs.祖根寿麻 勝利
RIZIN TRIGGER 1st 昇侍
 vs.萩原京平 敗戦
RIZIN.33 朝倉海
 vs.瀧澤謙太 勝利
RIZIN.33 瀧澤謙太
 vs.朝倉海 敗戦
RIZIN TRIGGER 2nd クレベル・コイケ
 vs.佐々木憂流迦 勝利
RIZIN.35 浅倉カンナ
 vs.SARAMI 勝利
RIZIN.37  YUSHI
 vs.覇留樹 勝利
超RIZIN 吉成名高
 vs.バンダサック・ソー・トラクンペット 勝利
RIZIN.40 宇佐美正パトリック
 vs.“ブラックパンサー”ベイノア 勝利
RIZIN.40 キム・スーチョル
 vs.フアン・アーチュレッタ 敗戦
RIZIN.44 金原正徳
 vs.クレベル・コイケ 勝利
RIZIN LANDMARK 7 鈴木千裕
 vs.ウガール・ケラモフ 勝利

Preparationで密着された選手の勝敗

RIZIN七不思議「フェザー級王者しりとりの法則」
フェザー級王者は初代王者の斎藤裕から「しりとり」で王者が移り変わっていましたが、こちらも鈴木千裕が終止符を打ちました。

さいと(ゆたか)
 ↓
(じゅんたろう)
 ↓
れべる・こい
 ↓
(ウガール)・ラモフ
 ↓
すずきちひろ

フェザー級王者のしりとり

鈴木千裕の後日譚

ペダラーダ(下からのカカト落とし)でウガール・ケラモフに勝利し、アゼルバイジャンにも稲妻を落とした鈴木千裕ですが、勝利者マイクで「勝利者ボーナスの一部をアゼルバイジャンに還元する」と発言した翌日、たくさんのお菓子を持ってさっそく児童保護施設を訪れました。

現地の子供たちと触れ合うだけではなく、施設裏のスペースでサッカーができるようにと、人工芝、ゴール、ボールをプレゼントすることを約束して帰国の途につきました。

これまでも子どもたちへのお菓子の配布イベントや、一日警察署長など社会貢献に献身的に取り組んでいて、若干24歳ながら強さと優しさを兼ね備えたファイターと言えるのではないでしょうか。

あとがき

これまでライト級の猛者たちと激闘を繰り返してきた武田光司は試合後、フェザー級への転向を宣言しました。

デビュー2018年かな?
2023年まで21戦してきた。
ライト級って階級に終わりを告げました。
これまでの戦いで色んなものも失ったし色んな物も得たし色んな物も失った。
だけど仲間だけは変わらず今もずっといてくれる。
それは武田光司の人徳だなって自分で思う。
こんなにも応援されるなんて思わなかったしこんなにも応援っていうものが力になるなんて思わなかった。
世界戦をイメージして挑戦してきたライト級
最後に戦った相手がムサエフ選手で良かった。
ライト級ありがとう。
今まで戦ってきた選手ありがとう
応援してくれる皆はいつもありがとう。
そして最後に武田光司ありがとう。

武田光司公式ファンクラブ「21戦15勝6敗」
2023-11-10 20:56:10

無尽蔵のスタミナを武器に数々の劣勢から逆転勝利を手繰り寄せてきましたが、階級を落とすことで、最大の武器であるスタミナが維持されるのか、新たなチャレンジを見届けていきたいと思います。

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