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旦那に育休を取らせるためのマニュアル①

私は思い切って男性育休を一年取得してみたのだけれど、どうやらそれに至るにあたり、妻がそういう風に誘導していたということを育休も終わることに知った。いつか忘れそうなので、妻がどんなことをしていたかまとめてみようと思う。

だから「妻が夫に育休をとって欲しいと思ったらやった方がいいこと(やられたこと)」の参考になると思う。

本当は夫が育休取得に積極的であれば妻はそんなことを考える必要はないのだけれど、まだまだそうでもないのが現実だ。

一年育休を取得してみて男性が育休をとった方がいいかはいまだに自分の中に悩むことがあるのだけれど、育児は数が多い方が楽になる可能性が高いので、男性も育休はとった方がいい、という立場で書いてみる。

まずは早めの相談を。

そもそも妊娠が発覚する前から「育休について」話すといい。刷り込みをしよう。

妊娠が発覚してから10ヶ月は(男性にとっては)短いようであっという間だ。男性の言い訳があるとすればその期間仕事がすごく忙しいかもしれない。

女性からすれば、妊娠が発覚した瞬間から9ヶ月後には休まなければならない時限爆弾を持たされたようなものだから男性の言い訳なんて甘いかもしれないが、男性的には気持ちの整理がつかないのだ。それは男性が育休を取ることが当たり前になっていない社会的な問題も大きいと思う。特に日本社会においては。(それは別の機会にまとめる)

男性からすると唐突に「育休をとって欲しい」と言われると身構えてしまう可能性がある。だから日頃から育休について女性から刷り込みをするのは結構効くと思う。意識が変わらないと体は動かない。

夫と話をする際に気をつけた方がいいのは「育休をとって欲しい」ことを刷り込むのではなく「どういう家族にしていきたいか」を話し合う中で育休をすり込んでいくこと、妻が「育児にどのような不安を抱えているか」を理解してもらいながらすり込んでいくことが大事だと思う。私は主に前者で刷り込まれた。家族の時間が欲しかったから育休をとったのだ。

男性はビジョンやミッションに流されやすい。情にも脆い。
全くエビデンスはないけれど。

男性は育休という手段への要求ではなく、どんな家族でありたいかというビジョンへの共感・共有で動く。もしくは妻の不安への共感、使命感によって動く。…ちょろい。(私はちょろかった)

子育てが楽しいとか、尊いとか、育休が大事とか、とったら楽しいよとか、そういう先のことは経験をした人にしかわからない。だからこそ、未経験の人には使命感やワクワクする気持ちの醸成が必要なのだ。


家族、夫婦のイベントといえば出産の前によくあるのは結婚だ。同時に来ることもあるけれど。

結婚したい女性がゼクシィを彼氏の家に置く、みたいなテロが一時期流行ったが、つまりそれは積極的に結婚したい気持ちをいえなかった女性の気持ちを代弁したものだったと思う。それ自体がいいか悪いかの議論はあると思うけれど。

そう考えると男性に育休を勧めにくい女性もいるかもしれない。そんな気持ちを後押ししてくれる男性育休向けのゼクシィみたいなのがあるといいのかもしれない。ゼクシィはもともとXY(染色体)から名前をとっているらしい。まあいいや。

リクルートはスーモもゼクシイもR25も持っているのだから、そろそろ男性育休向けの雑誌やサイトを作ったらいいと思う。

仮にその男性育休雑誌を「イクジィ」と名付けたとして。

子供のことを考え始めたら「イクジィ」を家の机に置いておくとか。
妊娠が発覚したら「イクジィ」を置いておくとか。

次は、お金のこと、キャリアのことに続く予定。

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