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ヤティさんの家

パーイからチェンマイに戻った私は、バンコクに行くまでの間、ヤティさんの家に連れて行っていただいた。

https://note.com/mons_mare/n/n467f90ed7409に登場するひとみさんが、チェンマイの町から2時間ほどにあるカレン族の村にヤティさんという女性がいて、その方が村でコーヒーを育て、お米を作り、家畜を飼い、自給自足で暮らしていると教えてくれた。

是非お会いしたいと思い、案内していただくことになった。
ひとみさんがレンタカーを借りてくれて、ひとみさんの彼女のあんりちゃんと、最近チェンマイに暮らし始めたというゆうだいくんと私の4人で行くことになった。

カレン族のこの村ではみんな子供の頃から手伝っているから家は自分たちで建てられるらしい。

手作りのおうちに上がらせていただき、早速、ヤティさんがコーヒーを淹れてくれて、手作りのジャムをパンに塗って出してくれた。

コーヒーを淹れてくれるヤティさん
ホオズキのジャム
ヤティさんのコーヒー

コーヒーもジャムも、ほんとに美味しい。

その後、焙煎を一緒にさせていただくことになった。
炭を起こすところからはじまり、火の様子を見て炭の具合を調節しながら約25分、ひたすら混ぜ続ける。毎日、こうやって焙煎してるのだという

まずはピッキング
土鍋と竹のヘラで焙煎
みんなで順番にかき混ぜる
ヤティさんは、子供を途中から抱きながら
焙煎後のコーヒーの周りには餌と勘違いした鶏たちが集まってくる

豚や鶏の鳴き声がずっとしている
庭を伸び伸びと歩き回る豚や鶏は、いつの日か食卓に並ぶらしい

ごはんの時間。一斉に集まる
豚も鶏も子供の鶏たちも一斉に

ハーブのサウナがあり、夜、入らせてもらった。
火を起こしてハーブを水で煮出してその蒸気で温まる、シンプルな作り。

ここでハーブを煮出して
ここがサウナ小屋

これが本当に、香り豊かで、程よく温かく最高でした。

手作りの家に泊まらせていただき、翌日のごはんは、一品はなんと蟻のサラダ
まだ動いていて、フレッシュな状態で和えてある。横を見ると、あんりちゃんもゆうだいくんも、パクパク

他にも少し苦い味のする茹でた野菜とか、辛めのディップとか、スープは優しい味で卵豆腐が入ってました
これが、蟻のサラダ。それなりに動いていた
ダイニングキッチン

みんなすごいなぁと思いながら、ひとみさんに聞くと、ここでは蟻は高級珍味らしい。ひとみさんも、美味しい!と一言

目を合わせないように、一気に口に運んだ

酸味があり、雑魚のような、そんなお味でした。貴重な体験をありがとうございます。

カレン族の方にはカレン語があるらしく、タイ語ともまた違う。
例えば、コップンカー(ありがとう)は、カレン語ではダブル、と言うらしく、アロイ(おいしい)は、グイ、と言うらしい。

ひとみさんが話せるおかげで、楽しい滞在になりました。ひとみさん連れて行ってくれてどうもありがとう。

みんなでパチリ
ヤティさんの子が可愛すぎる

その後、隣村のクイさんと言う方のところに連れて行っていただいた。
クイさんもまた、コーヒーを育てながら家も自分で作り、友人たちの集まる場所として何とも心地の良いコーヒースペースを作られていた。

建築中の家。センスが素敵。
池も自分で掘って、その上に小屋を建てたらしい
コーヒースペースからの、景色
外側から
みんなにコーヒーを淹れさせてもらった

目の前には何も邪魔するものがなく、広大な畑に遠くには牛がいて、夢しか広がらないような場所でした。

自分の力で生きている人たちの暮らしはとても豊かだったなぁ。

また、いつの日か訪れたい村でした。

日本の田舎みたいです
牛と女性
歩いていたら、牛がいる


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