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アルジュンさんのコーヒー農園

ラトナコーヒーの矢作さんが ご丁寧にアルジュンさんのコーヒー園への行き方を、わかりやすく書いてメールで送ってくれた。

いつかお会いして直接お礼を伝えたい。美味しかった、コーヒーの感想も。

矢作さんのおかげで、苦手な海外での移動もスムーズ。なんてありがたい。

まだ体調が思わしくない私は、揺れるバスでも少ししんどく 窓の外をずっと見ていた。

隣に座ったネパール人に話しかけられる。
ビジネスマンらしき感じのいい人だが、会話できるほど元気じゃない私は最低限の返事のみをする

彼は困ったことがあれば連絡して、と名刺をくれ、明後日までベグナス湖にいるなら結婚式があるからよかったらおいで、と言ってくれた。

結婚式…??(笑)

とりあえず私の名刺も渡し、別れた。

ベグナス湖にバスは到着し、そこから山に向かってタクシーで10分。

アルジュンさんのコーヒー園と宿に着いた。

山道を登っていくともうすぐコーヒーハウス
藁の山が見えた
ポカラの町から少し離れると 静かな山とベグナス湖

せっかく着いたのに、なんだか微熱と喉が痛くてしんどかった私は、その日は早々に コーヒー園も見ず、横にならせてもらった。


しっかり寝たおかげで、ようやく復活。

朝からアルジュンさんが育てたコーヒーの木の、コーヒーをいただく

アルジュンさんのコーヒー
ドリップで。

コーヒー園の隣で、その場でローストして、育てた人を前にコーヒーをいただけるなんて
贅沢でしかない。幸せの一杯

しっかりした味だった。凛とした味というか
濃厚なのに、軽やか

アルジュンさんに、コーヒー園を案内していただいた。

オーナーのアルジュンさん

聞いたところによると、アルジュンさんはポカラ周辺では最初にコーヒー産業を始められた方らしく、家族経営で全て自分たちの手で管理されていた。

決して歩くのが楽ではない山の斜面に小道を作り、そこにはコーヒーの木と共に様々な木が植えられていた。

コーヒーの木
多様な植物
コーヒー園というよりは 多様な植物と共にコーヒーの木もいる、という感じがする

全部で700本のコーヒーの木と、なんと160種類もの植物が植えられているらしい。

例えば、いくつか見ただけでも、シナモンやバナナ、りんごやカカオ
レモンにカルダモン、ジャックフルーツ、ライチにマンゴーにオレンジと、様々な木や苗が植えられている。

カカオらしい
まるでジャングル
この夢のジャングルを
険しい道を歩いて作業されてるんだろうな
結構急です
鶏もいた
コーヒーのパルパー

パーマカルチャーを取り入れられてるらしく、多様な植物が共存している森はとても豊かで 蝶が舞い、気持ちの良い空気が流れていた。

コーヒーは全てアラビカ種で、カトゥーラやパカマラなどの品種が植えられているのだそう。

コーヒーチェリーのピッキングのシーズンには1〜6人で作業するらしく(斜面の森なので、想像するだけで大変そう)
コーヒーの蜂蜜も作られているとのこと。

焙煎所も見せてもらった。

アルジュンさんより大きい焙煎機
made in Nepal  
30年前からずっと、焙煎されているそう

翌日、朝食の時コーヒーの蜂蜜をいただいた。

甘さの後にほろ苦さが残る 蜂蜜なのにビター
すごく、好きな味。

ジャングルハニーとコーヒーハニーと2種類あった
ジャングルハニーは、様々な花から集められた蜂蜜みたい

この蜂蜜も日本に伝えられないかなぁなんて、考えてみたり。
ネパールのコーヒーは、帰国したらぜひ淹れたいなと思っています。

今回お茶のイメージの強かったネパール(もちろんチャイはとても美味しい)
コーヒーもとても美味しくてびっくりしています。

帰国してから、ネパールの生豆を焙煎度を変えて味わってみるのも楽しみです。

宿には大きなエスプレッソマシンも
このエスプレッソ美味しかったなぁ。


アルジュンさん一家に別れを告げ、行きしのバスで隣だったネパールの方から連絡があり、ベグナス湖のおすすめの珈琲屋さんを教えていただいた。

せっかくなので行ってみた。

名前は " 1980 Ruby's Coffee Shop"

手作りの可愛い店構え

オーナーの彼は少し日本語を話す。聞けば、東京で少し働いていたとのこと。
彼の友人たちもコーヒーを飲みに来ていて、その内の1人は日本の長野、上田に暮らしてたらしい。

世の中はやっぱり広いようで狭い

オーナーさん
オーナーさんのタトゥーはコーヒー愛が溢れてた
味のある店内
いろんな国の コーヒーの文字
淹れていただいたアメリカーノ
皆さん水タバコで一服
(左がバスで隣り合わせた方)

バスで隣り合わせた方も珈琲屋に来てくれて、結婚式にも行くことになった。
(聞けば、両親の50周年のお祝いらしい)

ひょんな流れから、1人普通の格好をしたバックパックを背負った外国人(私)も何故だか50周年パーティーに

にこやかな皆さん
皆さんドレスアップ
私までダルバートをご馳走になる

パーティーではダルバートをいただき、ドレスアップした皆さんが音楽に合わせて踊り
主役のご両親に挨拶にいくと
よくインドやネパールで見かける、眉間に赤い粉がついてるやつ
神聖なものらしく、お互い赤い粉を付け合っていた。

すごいラッパ
踊りたい人が踊るスタイルみたい
みーんな踊れる
ちっちゃい子まで
おでこにちょんと

皆さんからつけられているご両親は、おでこが真っ赤に染まっていて、思わず3度見くらいしてしまった(!)

すっすごすぎる…!!

私もナマステと挨拶したら赤い粉をちょんとしてもらい、お礼を言った。
(不謹慎かもしれかいが、その後赤い粉が固まり服や鞄にパラパラ落ちて着色し、落とすのが少し大変だった)

ピアスをこのくらいつけてる方をよく見る

そんななかなか味わえない、貴重な体験をさせていただき、ポカラに戻った。

帰りのバス


そして今日、ベグナス湖の珈琲屋さんで教えてもらった、ポカラのロースタリーに行ってきた。

Pokhara Coffee Roastery

若いバリスタさんたちが熱心にエスプレッソの勉強をされていて、オーナーさんはネパールのコーヒー園から仕入れた豆を、自社で精製して焙煎しているという

ハニープロセスのコーヒーを飲ませていただいた。
ネパールのコーヒーの可能性にワクワクした。

丁寧にドリップしていただいた
久しぶりに、浅めの煎り具合のコーヒーをいただいた
made in  Turkey らしい
精製の過程も見てみたい

次シーズン中に行けたら、農園に連れて行ってくれるとのこと。
また一つ、楽しみな繋がりができて嬉しい。

エスプレッソもいただき、今日は朝から4杯

マキアート
勉強熱心な皆さん

ネパールのコーヒーの味と時間を記憶して、今回のポカラでの時間はおしまい

また、来るだろうなぁ。

明日はカトマンズに移動です。

ベグナス湖
派手やかなバス
ベグナス湖のフルーツ屋さん
アルジュンさんのコーヒー園を下る山道から
可愛い家を発見
山道はまだ舗装されてないところも多かった
セメントを流すのも石積みも手作業でした
いろんな車が上ってくる
わんちゃん 気をつけてね〜
葉っぱを背負った人も
舗装されてない道は車が走ると砂埃がすごい
前が見えない
ただいまポカラ
よく見る自転車のフルーツ売りのおじさん
ポカラ 最後の夕暮れ
ポカラで泊まっている宿
ドミトリー  約500円

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