偶然の再会
昨夜、私は落ち込んでいた。
こんなに自由で健康で、好きに生きて旅をして、なんて贅沢なって話だけれど、何かに追われてない分、いろいろなことを見つめる時間がたんまりある
落ち込む理由なんてのはその時の体調であったり、いつかのどこかで拾った感情とか 沢山の情報であったり、未来のこととか、つまりは今この瞬間に在れてないということで。
大工仕事や山仕事は、私にとっての瞑想だ
・
今日は、朝から近くのマーケットに朝ごはん
に行った。
先日友人と行って美味しかった珈琲屋でアメリカーノを注文し、美味しかった餅米を笹で包んだものを買いに行った。
私は気に入ったらとことん "それ" になりやすい
餅米のおやつを売ってる店員さんが覚えてくれてて、2個買ったのに、4つもサービスしてくれた。
同じ店に何度か行くと、フレンドリーな店員さんは声をかけてくれて、それがまた嬉しい。
帰りに作ってる方に、アロイ(美味しい)と伝えに行った。タイ語に過去形とかあるのかな。
その後バイクを借りて、友人に教えてもらい気になっていた山の珈琲屋さんに行くことにした。
"Nine One Coffee Organic Farm"
タイでは有名な、オーガニックのコーヒーファームだ。
町中にもここのコーヒーが飲めるカフェはあるらしいが、山にもあるらしい。
それは山のカフェにぜひ行ってみたい。
チェンライの町から約1時間。
バイクはどこにでも行ける気がして、自由な気持ちになる(1日200バーツくらいでレンタルできる。約800円)
スモークがかった空気に目は痒くなるけど、風が心地良い
何度か停まっては地図を確認。
あと30分。あと15分。あと5分。
そろそろこの辺かな?
というところで、携帯の充電が切れる
モバイルバッテリーあるから大丈夫、と思ったのも束の間、大体満タンにしてるのだが、なぜだかモバイルバッテリーの充電も空。
最後に確認しといてよかった!
無事、辿り着けた。
入り口からすでに来てよかった!と思える空間で、カメラで何枚か撮影したら、カメラも充電切れ
せっかくこんな素敵なところに来たのになぁと思いつつ、色々充電が切れてしまった。
頼んだコーヒーが川沿いの席に運ばれてきた。
"MICRO-LOT" と書かれた、ここで作られた貴重なコーヒー
沢の音と、鳥と虫の鳴き声が聞こえる
なんだか今この瞬間を味わいなさいって言われてる気がして、辿り着きたい場所にも辿り着けて、大きなものに守られているような、そんな気がした。
久しぶりに自然に身を置いた。
静かな場所に来たかった
気候もあってか、沖縄の北部 やんばるを思い出した。
昨夜の不安はどこへやら。
・
カフェの周りにキャンプサイトがあり、散歩した。
コーヒーを中心にした空間づくり。
なんだか自分の理想としてるようなところだなぁ。
ワクワクした気持ちで、歩いていたら、あれ?知ってる方がいる!
前方から歩いて来られた方は、先日チェンライのサロジさんの珈琲屋さんで、一緒にカッピングをしたバリスタのジョーさん!
ジョーさんもびっくりした様子で、ちょっと待って、と言われて、車からコーヒー豆を持ってきてプレゼントしてくださった。
発酵させたコーヒーみたい。
会話はままならなかったけど、兎にも角にも嬉しい再会。
ジョーさんは今日もこのカフェにカッピングに来てるらしく、(ちなみにチェンライからは2時間半)行ってくるね、とカッピングルームに向かって行った。
お腹が空いてきたので、ご飯も注文した。
待ってる間、ふと店内を見たら、あれ!また知ってる人!
アタさんだ!
サロジさんと一緒に、コーヒーを作ってらっしゃるコーヒーファーマーのアタさんだ!
えぇ〜っと驚きつつ、アタさんと再会。
なんでここにいるのか残念ながら聞き取れなかったけれど、この後コーヒーを飲んだらチェンライに戻ると言っていたから、何かの帰りに立ち寄ったのだろう。
このタイミングでチェンライでお世話になった方2人に会うなんて。
結局タイミングなんだなと、会う時は会うんだなと、改めて思った。
全ては必然に起きている
そんな不思議な気持ちになった日。
・
夕方、バイクを返却しに町に戻った。
その足で今夜もマーケットの屋台にご飯を食べに行った。
チェンマイの町は、相変わらずバイクに車に音がする
満月の名残が残る月がくっきり見えるけれど あんなに濃い月が控え目に見えるくらい 明るい夜の町
今夜はしっかり充電しよう。
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