見出し画像

一年の変化。目標に近づくために意識したこと。

11月末、初となるイベントへの出店という目標を果たすことが出来ました。とはいえ、子供が病み上がりということもあり、販売自体はお手伝いさんへお願いさせていただき、セッティング時と終盤のみの参戦でしたが。販売の雰囲気を味わえたこと、作品の反応を伺えたこと、横の繋がりが出来たこと。経験を積めたことが良かったなと感じています。そして、沢山配慮してくださった主催者様には感謝の気持ちでいっぱいです。

年始にSNSを通じてマルシェ出店をするという目標を発信しており、達成できたことは私にとってとても大きい出来事です。一度は諦めかけた目標だっただけに思いがけぬ形でのご縁を頂けたこと、言葉にすることで目的に近づくということが実感できたように感じています。目標になるまでの経緯と目標に近づくために意識してきたことを記録としてまとめます。

出店を意識し始めたのは

SNS で作家さんと繋がるようになってから、意識し始めた対面販売。
極度の人見知りであり、話してしまえばなんとかその場はやり遂げれるのですが、物凄く気力を消費するであろう私は、対面で販売するなんて始めは考えていませんでした。
ですが、作家さんの活動を見ていて「今後作品を見てもらう機会、幅を広げたい。」「実際に手に取るお客様の反応を知りたい」と考えたときに出店することも選択肢の一つかなと思うようになりました。

一人の作家さんとの出会い

去年10月に初めてマルシェを視察に訪れたときに感じたこと。

  • お客さんと楽しそうに会話されている姿

  • 物を選ぶお客さんに寄り添ってる姿

  • それぞれのもつイメージにそってディスプレイされたブース。

  • お子さんも一緒になって売り子として楽しんでる姿

が見られて、「楽しそう、私もいつか販売したい…」と思ったのが第一印象でした。
ある作家さんのブースを覗いたとき、お子さんの営業トークがとても可愛らしくて、お子さんのお陰で作家さんとも会話ができ、マルシェ後にsnsでメッセージを送ってみました。私のことを覚えてくださっていたようで、そのマルシェを数名の子育てママさんと主催されていて、親子イベントやサークル・マルシェなどの企画をされて活動されている方だと知り、同じく小さい子がいながらも運営されている行動力に驚いたことを覚えています。

そして、私もものづくりをしていることをお話すると、snsに投稿している作品を見てくださって、「機会があればマルシェに出てくださいね」と言ってくださったことが私の背中を押してくれたようで、出店を決心するきっかけとなりました。

気持ちだけではやりきれないこと

それからは、夫にもマルシェに出ると意気込んで話してましたが、応募時期になり改めて了承を得てみると、これまで本気にしていなかった様子。

「今回の応募は見送って、年内はいろんなマルシェを訪れていろんな作家さんの販売を見て吸収してからにしなさい」と言われてしまい、その時は数ヶ月の間、出店するぞ!という気持ちで過ごしていただけに落胆してしまいました。
でも、冷静になって思い返すと、出るぞと心に決めておきながらも品数も少ないまま、什器も準備できてない。出店すると言っておきながら、それに関わる準備に取りかかれていませんでした。

応募期間からマルシェまでは約2ヶ月ほどなので、その中で進められればいいかと安易に考えていましたが、小さい子がいながらでは、充分な製作時間は取れないし、バタバタとして家族に負担をかけてしまっていただろうなと思うと、夫の言うとおりだなと改めて思いました。
思い通りにいかないと周囲の言葉、とくに近い存在であるほど否定されているように感じてしまいますが、私を側で見てくれている理解者であるからこその言葉で、いつも夫の助言には助けられています。

新たな目標設定。目標に近づくために意識したこと

1.俯瞰して物事を考える

マルシェに出るという目標をSNSで発信したばかりで
、出店を見送ることになり目標を掲げて早々気分は落ち込みましたが、これを機に私が本当にやりたいことは何だっけ?と自問自答していくようになりました。
問いていくなかでこの3つを決めていきました。

  1. 目標、やりたいこと

  2. 一番大切にしたいこと

  3. 1と2の決めごとにあたってのルール

目標としていること(やりたいこと)は、ものづくりを“仕事へと繋げていける活動を少しずつ始めていくこと”。そして、一番大切にしたいことは家族の存在、共にする時間を大切にすること。そのために、日常に支障をきたさないよう無理なく進めていくことを決めました。
思いつきで行動していた私なら、やることばかりが増えては整理がつかなかったり、思い通りに行かず立ち止まることの方が多かったように思います。一度自分に問いかけてそれらを書き出して俯瞰して見ることで、今まで気付けなかったことに気付けたり、気持ちに正直になれたり。現状や未来の方向性、私に関わる周囲への影響などを考えることができて、何より感情と向き合い心に余裕を持てるようになりました。
マルシェ出店という目標は仕事へ繋げていくことの通過点となり、意識を変えて目の前のことを一つ一つクリアしていったことが、叶えられた要因になったように思います。

2.行動あるのみ

目標を決めたらとにかく行動あるのみです。何から行動をすべきかは、必要な行動を思い付く限り書いていきます。

  1. やることを細かく書き出す。

  2. 書き終えたら期限を設ける。

  3. スケジュールに組み込む。

考えながらスマホに打ちこんでいくより、紙やノート・ペンを取り書いていくことをおすすめします。インプットしやすい為です。

(私の場合)
・イベントの下見
・イベント関係者SNSチェック
・ショップカードの作成
・○○(作品)の製作
・ディスプレイ用小物を準備
などなど。

先を見据えて予め準備しておくことで、ゆとりも出来ますし、思いがけぬタイミングで必要となった時でも、やるべきことが事前に整理できていれば焦らず対応出来るようになります。

3.横の繋がりを大切にする

ハンドメイド作家さんの中には、「こんなことを他の作家さんに聞いても良いのかな」と聞けず自己解決される方もいるのかなと感じます。私も始めはそうでネットで調べたり、作家さんの活動を参考にしたりと自分の中で事済ませてました。
今年特に感じたことは、人と繋がりを持ったり、人の人生に触れた分だけ新たな発見や気付きを得られるということ。一人一人育った環境が違えば見てきたもの、考え方は異なります。自分の見てきたもの、経験だけが全てではないですし、自己完結しては視野を拡げられないと感じます。
私がマルシェで出会った作家さんから背中を押してもらったように、力になってくれる方は必ずいます。わからないことや活動する上での情報は聞いて見たり、一人一人の経験を知ることで、世界も広がり新しい気付きやワクワクするような出会いに繋がると感じます。

4.一人で全てやり遂げようとしない

ハンドメイド作家さんの多くは、1人で活動されてるかと思います。製作だけでなく、発信をして個々の活動や作品を伝えたり、ショップへ掲載する作業や事務的なこと、梱包、発送、お客様の喜ぶ企画考案など。細かくしたらもっと多くの作業工程を踏みます。かつそれらを、子育てや家事、仕事の傍ら行うので、マイペースに取り組めるというメリットもありますが、焦りを感じるような事が起きるとなかなか上手く事が進められずに、孤独感を感じたり、好きで始めたことなのにやらなきゃという義務のように重く感じてしまったり。
そうならないためにも、一人で全てをやろうとしない精神が大切です。身近な人の協力を得ること。わからないことはわかるまで一人で考え続けることはせず、周りを頼ること。余裕のない中で0から1を生みだすことはとても労力がかかるので、ないときこそ周囲のサポートを得ることが大切です。そうすることで心にゆとりを感じながら、周囲からの理解や協力を得ながら取り組むことが出来ていくと感じます。

5.言葉にする(発信する)

去年の私なら、やりたいことがあったり思ったとしても口にはしてきませんでした。まだそんなこと出来る状態でもないし、そんな身分じゃないしと、出来ないを理由にしてきたように思います。
でも今年は、活動の幅を拡げたいと思っていたので、内心恥ずかしかったり、周囲の反応が気になりましたが、想いや今後どうしていきたいか伝えることを意識しました。
発信することで、伝えた言葉への重みを感じるとともに、行動が意欲的になれます。
協力してくれる仲間や応援してくれるサポーターも現れるきっかけに繋がります。

言葉にしたことで得たもの(経験)
・委託販売を経験
・作家さんからコラボ製作のお話を頂く
・遠方のイベントに委託出店できた
・オンラインセミナーを通して繋がりが増えた
・想いに共感してシェアしてくれる仲間に出会えた
・イベント出店できた
などなど。

自分の活動を知ってもらうことで、得れる機会がやってくるということを今年は多く感じたので言葉にすることは大切に思います。“待っていては何も始まらない”ですからね。

さいごに

以上が今年意識してきた内容です。自分の経験談なので、ケースによっては参考にならないかもしれませんが、何かを始めるきっかけとなったら嬉しく思います。始めは不安でも、一歩踏み出す毎に成長してなりたい自分に近づいていけると確信しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?